タブは1まとめに、残す場合は「Tablet」で――Sleipnir 3 β版が2年を経て登場 

フェンリルは12月2日、Webブラウザ「Sleipnir 3」のβ版を公開した。タブを1つにまとめて表示する管理機能やオプションのユーザーインタフェースを刷新している。

» 2010年12月02日 15時45分 公開
[藤村能光,Business Media 誠]

 フェンリルは12月2日、Webブラウザ「Sleipnir 3」のβ版を公開した。Sleipnir 3の開発に着手してから2年が経過した中、「すべての設計を見直し、ゼロに等しい状態から開発をスタート」(フェンリル)し、タブの管理機能やユーザーインタフェースを刷新している。

タブグループ

 1つのタブを別のタブにドラッグ&ドロップすることで、1つのグループとしてまとめることが可能になった。タブを切り替えることなく、タブグループを作成できる。使うタブを仕事やプライベートというカテゴリーで分けたり、後で見るページを別グループにまとめたりするといった使い分けができる。

タブグループ タブグループ(出典:フェンリル)

Tablet

Tablet Tablet(出典:フェンリル)

 残しておきたいタブを小さなタブ「Tablet」として保存できる。頻繁に見るWebページのタブを縮小表示することで、開くタブの数を増やせる。


検索結果グループ

検索結果グループ 検索結果グループ(出典:フェンリル)

 Sleipnirの検索バーから実施した検索結果は、自動的に1つのタブグループにまとめる。検索結果を確認した後に一括でタブを閉じることができる。なお検索バーでは、Sleipnir 3が対応する検索エンジンが利用できる。


オプション画面を整理

 オプション画面を整理し、「起動/ホーム」「レンダリングエンジン」「メニューバー」などのオプションをアイコンで表示する。オプションをキーワードで検索する機能も備え、オプションを検索結果で一覧できる。

オプション画面オプションを検索 オプション画面(左)と検索(出典:フェンリル)

Geckoレンダリングエンジン

アドレスバーからIE互換やGeckoの切り替え アドレスバーからIE互換とGeckoの切り替えを(出典:フェンリル)

 Firefoxも採用しているレンダリングエンジン「Gecko」を搭載。レンダリングエンジンを使ったWebブラウジングができ、Geckoを使うWebサイトをページ単位で記憶する。

 アドレスバーからInternet Expolerの互換表示、GeckoによるWebページ表示ができる。またGeckoを使っている時は、Gecko用のアドオンを活用することも可能だ。


Sleipnir 3正式版に搭載予定の機能

 Sleipnir 3の正式版には、無料のファイル管理ソフトウェア「FenrirFS」のラベル管理システムを搭載予定。ブックマークを色や表示で分かりやすく管理できるようになるとしている。

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