プロジェクターを電子黒板に エプソン、学校向け新製品を発売

エプソンが電子黒板機能内蔵モデルなど学校向けプロジェクターの新製品を発売。既存のプロジェクターに追加できる電子黒板ユニットも。

» 2010年12月16日 07時00分 公開
[ITmedia]
photo 壁掛け専用モデルによる電子黒板機能

 セイコーエプソンは12月15日、「オフィリオ」プロジェクターの新製品として、電子黒板機能内蔵モデルなど学校向けの7製品を来年2月から順次発売すると発表した。同社製プロジェクターに接続することで電子黒板機能を追加できるユニットも今月内に発売する。価格はオープン。

 電子黒板機能を内蔵した壁掛け専用モデル「EB-465T」(XGA)と「EB-455WT」(WXGA)は、超短焦点とすることで真上から大画面の投射が可能で、投射面の前に人が立っても影ができにくい。専用ペンと専用ソフトを使うことでPCを投射面上で操作したり、投射面に文字や図形などを自由に書き込める電子黒板としても利用できる。実売予想価格は、EB-465Tが22万円台中盤、EB-455TWが21万円台後半。

 「EB-925」(XGA、3500ルーメン)と「EB-910W」(WXGA、3200ルーメン)、「EB-900」(XGA、3000ルーメン)は、昼間の教室でも見やすく投射可能な明るさと、教室の後ろまで音声が届く16ワットスピーカーを内蔵した。実売予想価格はEB-925が15万円台後半、EB-910Wが15万円台後半、EB-900が13万円台後半。EB-900と書画カメラ、電子黒板ユニットとのセットモデルも発売する。

photo 電子黒板ユニットは既存機種に追加可能(一部機種除く)

 「ELPIU02」は、オフィリオプロジェクターにセットすることで電子黒板機能を追加する専用ユニット。付属の電子ペンのペン先をカメラで読み取る方式で、専用ソフトと組み合わせることでPC操作や書き込みなどが投射面上で行えるようになる。電子黒板で手間がかかる位置合わせのキャリブレーション作業を自動化して大幅に時間を短縮できるという。実売予想価格は9万円台後半。

 同社によると、文教市場での同社プロジェクターシェアは50%。新製品は電子黒板機能を専用品などより安価に構築できる上、教室で必須の明るさと使いやすさを備えた幅広いラインアップをそろえ、教室でのIT活用を提案していく。

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