胸ポケットに入れたり、ペンケースに入れたりして持ち運べるコンパクトなはさみ3製品を紹介しよう。
数ある文房具の中でも、本体のサイズが使い勝手に直結するのが「はさみ」だろう。刃は長ければ長いほど切りやすくなるし、グリップ部分は指へのフィット感を追求するほど径が大きくなり、厚みも増す。使いやすさを追求すればするほど、本体が大型化していく典型的な製品と言ってよい。
もっとも最近では、さまざまな工夫により、実用レベルの使い勝手を保ったまま、携帯性を持たせた製品も増えてきている。今回は持ち運んで使える、軽作業に便利な携帯はさみ3製品を紹介しよう。
最初に紹介するのは、レイメイ藤井が発売している「ポケットはさみ」。手芸などに使う一体型はさみに近い形状に、ABS樹脂製のグリップとキャップをつけた、極めてオーソドックスな製品だ。刃渡りが30ミリと短めなので長さのある用紙を切断するには適さないが、取り回しの良さと強度はピカイチ。紙を切断するよりも、ビニールひもなどをカットするのに向いた製品と言える。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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ポケットはさみ(SH30) | 315円 | レイメイ藤井 |
次に紹介するのは「スティッキールはさみ」。ペンと見まごうばかりの細さを持つ携帯はさみだ。キャップをひねって外すことで刃先が広がり、はさみとして利用できるようになる。携帯性はピカイチなのだが、刃先を広げるバネの力がそれほど強いわけではないため、厚みのある紙はやや切りにくい。コピー用紙程度だと考えておいたほうがよいだろう。どちらかというと実用性よりも携帯性を重視した製品と言えそうだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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STICKYLE スティッキールはさみ | 515円 | サンスター文具−− |
最後に紹介するのは「ペンカット」。今回紹介する3製品の中でただひとつ、取っ手を持つはさみだ。バネの力で刃先を広げるタイプのはさみだと厚い紙を切る際に刃先が紙に食い込んで開かなくなってしまう場合があるが、本製品は一般的なはさみと同じように取っ手を備えるため、厚い紙でも切り進めるのが簡単だ。
刃渡りも長く、細身でありながら使い勝手は一般のはさみにもっとも近い。取っ手が収納式なので、はさみの形状に展開させたり、ペンの形状に戻したりするのがやや手間なのが欠点。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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ペンカット | 630円 | レイメイ藤井 |
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