私も朝起きてびっくりした「Toodledo」のデザインリニューアル。単なるデザインの変更にとどまらず使い勝手も若干変わっているようです。
画像を見ていただければ一目瞭然だと思いますが、筆者が愛用するToDo管理サービス「Toodledo」のデザインが一新しました。しかしながら(というか、良くも悪くも)大きく変わったのは「見た目」だけです。操作性に関しては以前とほとんど変わっていませんので、これまでの利用者は心配せずに使い続ければいいでしょう。
ただ、私も朝起きてびっくりしました。しかも一部タスクが「フィルター機能」で非表示になっていたので不安も重なります。しかし「SHOW」ボタンをクリックしてタスクを表示させたら元に戻ったのでひと安心です。
繰り返しになりますが、今回の「大幅アップデート」で変わったのはほとんどデザインに関すること。しかしデザインの変更であっても、操作性に重要な変化をもたらす場合があります。今回のToodledoの変更で重要なのは、横表示だった保存検索名が縦表示になったところです。
これによって、保存検索名をどんどん増やしてもそれほど困ったことにならなくなりました。以前は横並び表示だったので一定数以上に増やすことができず大変困った表示形式でした。
保存した検索リストを表示するために、数字キーをショートカットキーとして使える点は、変わっていません。ですから並びが横でも縦でもショートカットで操作する人にはなにも問題はないはず。これは非常に重宝する機能なので、変更されなくてとてもよかったことの1つです。もう1つブックマークツール「EndTime2」もそのまま使うことができます。
横並びから縦並びに移ったことで、私は特にフォルダ(プロジェクト)の操作が一段としやすくなった気がします。フォルダに含まれているタスク数も明記されていますし、プロジェクト管理をよくやる方には、Toodledoがだいぶ使いやすくなるのではないでしょうか。
今回のアップデートで、視認性がよくなり、ほとんどの人にとってToodledoが「使ってみてもいいかも」と思えるようになったかもしれません。元々機能は十分すぎるほど豊富なので、見た目の取っつきにくさが解消できれば、本格的に活用しようという人も多いのではないかと思います。
今後の期待とすれば、
といったところでしょう。特に最後の「日本語化」はデザインとは違った意味の取っつきにくさの最大の要因ですから、可能であれば実施していただきたいところです。ToodledoのiPhoneアプリは日本語化されているわけですから「あり得ない」ということもないと思うのですが。
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。
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