裏磐梯は現代の“ラストリゾート”か――裏磐梯グランデコに行ってみた福利厚生施設に会員制リゾートホテルを

共働き夫婦が東京から“駆け落ち”。現代の“ラストリゾート”東急ハーヴェストクラブの裏磐梯グランデコに行ってみた。

» 2011年09月14日 11時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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 東北が好きだ。

 学生時代にスキーをやっていたこともあり、休みになると東北に出かけることが多い。3月の東日本大震災や、それに続く福島第一原子力発電所の事故では、大変な災害をこうむった東北だが、それでも無事なところは多いし、被災地の中でも観光客を受け入れられる態勢が整いつつある観光地が増えている。そんな観光地の1つ、裏磐梯に夫婦で出かけた。

 東北道を快調に飛ばしながら、「なぜ東北が好きか」を考えた。一番の理由は東京から離れているからだろう。東北の入り口を白河IC(直前に「これより みちのく」の看板がある)だとすると、都内からだいたい200キロメートル。時間にして最低でも2時間はかかる距離だ。

 通勤であればだいたい会社まで1時間圏内、自宅が遠い人でも2時間もあれば会社に着く。つまり、2時間以内に到着できる距離は日常的な移動距離と言える。筆者も心のどこかで、「せっかく日常を忘れて旅に出るなら2時間以上は東京から離れたい!」と思っているのかもしれない。

 同乗の妻にしても会社勤め。自宅にいてもずぼらな亭主の面倒を見なくてはならない。そりゃ、愛情も覚める。東京から“駆け落ち”し、仕事に疲れた二人の愛を取り戻す――。これこそが、今回の旅の目的になりそうだ。

 白河ICを越え、郡山ジャンクションを会津若松方面へ。ここからは磐越道に入る。いわき市と新潟を結ぶ高速道路で、両脇は深い緑に囲まれている区間が多い。照明も少なくて夜中は暗いことで“有名”(しかも以前は対面通行の区間も多くて走るのが怖かった)。だが昼間に走ると車窓から磐梯山の雄大な山容が拝める。夜中に暗いことも、森が深いことも、山の威容も、すべて「みちのく気分」を高めること間違いなしだ。

 そうこうしているうちに、猪苗代磐梯高原ICで高速を下車。国道115号を磐梯山に向かって走ることになる。稲穂の緑が広がる田園風景がいつのまにかペンションの並ぶ山道に変わり、さらにその奥に進むと、目的地の「東急ハーヴェストクラブ」の裏磐梯グランデコが見えてきた。ちなみに、グランデコとは元々「デコ平」という昔ながらの地名に由来したもの。英語の「Grand(雄大な)」と「デコ平」のデコを組み合わせたという。

本当に何もない裏磐梯

 迎えてくれたのは、裏磐梯グランデコの鈴木直人副支配人。ホテル内を一通り案内してくれた後、広々としたロビーの一角でお茶をいただいた。鈴木副支配人いわく「(裏磐梯は)本当に何もないところなんですよね」という。

 もちろん、冬はスキーができるし、温泉だってある。何もないというのは語弊があるんじゃないか。

 「雪質だっていいし、本州のほかのスキー場が雪不足でもスキーができるくらい量も多いですが、グランデコのお客さんが必ずしもスキーに来るわけでもないんです」

 確かにスキー場だけで言えば(グランデコはいいスキー場だけど)同じぐらいの規模や雪質のスキー場であれば、新潟や長野、群馬のほうが東京からアクセスしやすいかもしれない。温泉の方はもっと多いだろう。


 なぜグランデコなのか。

 地元出身のホテルマン(ホテルウーマン?)である渡部由華さん(宿泊課)は、グランデコを山ではなく「森」だという。磐梯山を望むグランデコ、標高は1000メートルを超える。猪苗代湖からここまで、自動車の高度計は上がりっぱなしで、都会から来た筆者にとっては立派な山だ。ところが、渡部さんにとってのグランデコは「森」なのである。

 「昔、父親によく連れて行ってもらいました。夏休みになると『サア、森さ行くど』と言って、木登りしたり、虫取りしたのを覚えています」

 「山に入る」というと、何だか修行めいたかしこまった感じがする。グランデコという山を意識するとそんな肩に力の入った山伏のような気持ちになってしまうが(山伏になったことはないが)、どうやら地元の人たちにとってはここは、肩ひじの張った“山”ではなく、自然と遊ぶための“森”なのだろう。

グランデコスキー場。夏場は“森”である
ホテルの前にも緑あふれる庭園。子供たちと遊べるようになっている

 リラックスして、力を抜いて、日常を忘れる――そんな場所がグランデコだとすると、「本当に何もないこと」もメリットのように思えてくるから不思議だ。観光地にありがちな人ごみもなければ、最近流行りのショッピングモールもない。しかし、静寂と自然だけはある。「リゾート」(resort)には本来「頼みの綱」という意味があるのをご存じだろうか。現代人の望むアクティビティはないかもしれないが、現代人を癒す「頼みの綱」は、もしかしたらグランデコにこそあるのではないだろうか。


左は2人部屋のツインベッド。右は4人部屋のリビング

4人部屋にはソファーも。こちらはエキストラベッドとしても利用できる。バルコニーからは磐梯山も望める

お風呂はもちろん温泉。露天風呂も

ジャグジーのついた屋内プール

屋外にもプールとジャグジー。壁がないので開放感がすごい

庭に面したレストラン。予約が必要だが、鉄板焼きも楽しめる

筆者夫婦が頼んだ和牛ステーキコース

一日のんびりすごして、最後はちょっとだけぜいたくを。裏磐梯の夜は静かにふけていくのであった……

東急ハーヴェストクラブなら利用も簡単

 というわけで、現代の“ラストリゾート”に行ってみたわけだが、もしあなたの会社が東急ハーヴェストクラブの法人会員なら、福利厚生制度の一環として利用できる。裏磐梯グランデコの予約だって、せわしない日常生活の中でも簡単にできるはずだ。法人会員の「会員番号」を人事担当者にあらかじめ確認しておけば、Webページ上でオンライン予約が可能。予約が取れたら、人事担当者から「宿泊利用券」を受け取って、当日宿泊施設(筆者の場合は裏磐梯グランデコ)に持っていくという流れである。

 そもそも東急ハーヴェストクラブの会員制リゾートホテルとはどういう仕組みなのか。一般的に、東急ハーヴェストクラブをはじめ会員制リゾートホテルを利用するには、会員権を購入する必要がある。会員権には、不動産所有権を共同所有する「共有制」や、預託金預入れにより施設利用権を取得する「預託制」があるが、いずれも初期投資が高く、資産計上の必要があるなど福利厚生施設として導入するにはハードルが高い。

 会員権を購入するのもよいが、より手軽に東急ハーヴェストクラブを導入するシステムが「東急ハーヴェストクラブ定期利用契約」である。東急ハーヴェストクラブを利用する1つのシステムではあるが、この「定期利用契約」の最大の特長は次の3点だ。

東急ハーヴェストクラブ定期利用契約の特徴

  • 不動産所有や預託金預入れが不要
  • 契約料を「福利厚生費」として費用計上が可能
  • 年単位で契約内容を見直すことが可能

 「定期利用契約」導入にはまず、箱根や伊東・軽井沢・蓼科などリゾート地の13施設の中からホームグラウンド施設として契約(1施設でも複数施設でも1施設複数口でも可)する。契約後は発行された宿泊利用券で、契約施設を含め全国22カ所のハーヴェストクラブが利用可能となる。

 気になる宿泊料金は、大人1人素泊まり3,780円(裏磐梯グランデコは4,410円)、しかも年間通じて同一料金であるのはうれしい。

 この「定期利用契約」は1口1年単位での契約なので、利用状況等により毎年契約内容を見直すことが可能だ。例えば、裏磐梯グランデコをホームグラウンド施設として1口契約していたが、ゴルフをする従業員が多くなってきたのでエリア内にゴルフ場がある蓼科の施設を1口追加するといった具合だ。

 今なら会員価格で宿泊体験ができるキャンペーンを実施中。下の資料請求フォームの「体験宿泊を希望する」をチェックして資料を取り寄せるだけ。後日担当者から連絡が来るので、希望する日と泊ってみたい施設を伝えると手配してくれる。是非この機会にリゾートホテルの福利厚生を体験してみてほしい。

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提供:株式会社東急リゾートサービス
アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2015年3月31日