普段何気なく利用しているTwitterには、以下の4つのタイプのフォロワーが存在します。
タイプ | 名称 | 特徴 | 拡散率 |
---|---|---|---|
1 | スパマー | 販売目的、リフォロー目的でフォローしている人達 | × |
2 | 友達 | リアルかネット上かを問わず身近な友人達 | △ |
3 | 聴衆 | あなたを有益な情報源の1人として認識し、あなたのつぶやきに耳を傾けている人達 | ○ |
4 | ファン | あなたを尊敬し、あなたの意見を誰の言葉よりも信じる人達 | ◎ |
Twitterにはさまざまな人達が参加しています。中にはあなたを、商品を売りつけるための格好の獲物と思って、あなたをフォローしている人もいます。こういった人達は、特定のキーワードをつぶやいている人達を検索して探し出し、フォローすることで宣伝になると考えています。このグループには、フォローしたらフォロー返しをしてくれる「リフォロー」を期待して、あなたをフォローしている人も含まれます。
どちらのケースであっても、自分たちのビジネスにつなげるためにフォロワーを獲得したいと考えている人達が大半です。このタイプのフォロワーをいくら増やしても、あなたがマイクロセレブになっていくことへはつながりません。たとえこのタイプのフォロワーが10万人存在したところで、あなたのコンテンツが拡散されることはありません。なぜなら彼らの目的は、自分たちの商品を買ってくれること、自分のコンテンツを拡散してくれることにあり、他者との交流を求めていないのですから。
リアルかネットかを問わず、自分の身近な友人達です。このタイプのフォロワーは、Twitterを始めたばかりの人や、Twitterを友人達との連絡手段に使っている人に多く存在します。
国内ユーザーの現状を見ると、フォロワーの大半は友人であるようです。パーソナルブランディング等は特に意識せず、仲間内での情報交換や情報収集を主目的に利用しているという実態があります。
ブランディングを意識しない場合、このタイプのフォロワーが多くいることは全く問題ではなく、むしろ正常な状態ですが、ブランディングを意識する場合には、このタイプのフォロワーの比率は下げた方が賢明です。なぜなら、自分達にとっては友人同士の何気ない会話であっても、あなたをフォローしている他のフォロワーも、そのつぶやきを見ています。「今日の昼ごはんはラーメンだった」と何気なく交わしたつぶやきを見た他のフォロワーは、あなたを「つまらない人だ」と思い、フォローするのを辞めてしまうかもしれません。
ブランディングを重視する方は、友達フォロワーとの交流はTwitterではなく他のSNSで行う方がよいでしょう。もし、Twitter上で行う場合には、頻度を減らすか、DM上で交流することを推奨します。
あなたを有力な情報発信者だと認識し、あなたのつぶやきに耳を傾けている人達です。このタイプのフォロワーを増やすことが、Twitterを導線として有効活用するための第1歩となります。
このタイプのフォロワーを増やすために意識すべきことを以下にまとめましたので、参考にして下さい。
もっとも価値があり、大切にすべき存在、それが「ファン」です。このタイプのフォロワーを獲得することは中々簡単にはいきません。しかし、ファンを多く獲得すると、Twitterは導線として非常に有効なツールになります。
このタイプのフォロワーを増やすために意識すべきことを以下にまとめました。
Twitterの公式のプロフィールには160文字までしか登録することができません。その文字数ではどうしても全てを伝えきれないという方には、背景画像を利用したもう1つのプロフィールを作成することをお薦めします。
海外のユーザー等には、この背景画像を、自分の連絡先や、過去に自分が手掛けた作品などの告知スペースとして活用している例をよく見かけます。画像編集ソフトなどを利用して、この背景部分に、160文字では伝え切れない自分のアピールポイントを書いておきましょう。
Twitter上で自分がどれだけの影響力があるのかを測る「Klout Score」というサービスがあります。定期的にこのサービスを利用して、自分のつぶやきがどれほどの人に影響を与えているかを客観的に確認してみるとよいでしょう。
Twitterで情報発信をするためには、わずか140文字の中に有益な情報を詰め込む必要がありますが、その中にニュースサイトのURLなどを含めようとすると、それだけで140字を超えてしまうケースもあります。そんな時はURL短縮サービスを利用するとよいでしょう。URL短縮サービスの代表例には「bitly」があります。短縮したいURLをbitlyに入力するだけで、文字数を大幅に短縮してくれます。またbitlyは、そのURLがどれだけクリックされたのか、どこの国でクリックされたのかといった統計も表示してくれます。
「フォロワー数イコール影響力ではない」というのは、前述の通りです。スパマーに該当するフォロワーをいくら増やしても影響力は高まりません。しかし、聴衆とファンの増減は意識した方がよいでしょう。
フォロワーの推移を確認できるサービスは色々ありますが、自分のつぶやきを自動的に記録してくれる「Twilog(ついろぐ)」がお薦めです。
Twilogのサービスである「Twilog Stats」を利用すると、フォロワーの推移を見ることができます。減少傾向にある場合には、つぶやく内容を改善する必要があります。
ハッシュタグは誰でも自由に作成可能ですが、パーソナルブランディングを意識するなら、自分専用のハッシュタグを考えておいた方がよいでしょう。ハッシュタグを考えるに当たって注意すべき3つのポイントを紹介します。
ライブ配信を行うUstreamは、バズの発生に効果を発揮することがあります。Ustream配信の国内視聴者数は、個人レベルでは平均して10人前後、多い時でも100人から200人です。手間が掛る割に、多くの人に見てもらうのは難しいのが現状です。しかし使い方によっては、バズを発生させる武器となります。
それは、Ustreamを見ている視聴者に呼びかけることで、視聴者に反応してもらい、特定のハッシュタグ入りのつぶやきを発生させることができるという点です。デフォルトの設定ではこのハッシュタグは設定されていませんが、視聴者がソーシャルストリーム上でコメントを入力する度に、任意のハッシュタグを表示させることが可能です。
以下は、例としてハッシュタグ「assioma」を設定する方法です。
視聴者全員に挨拶したり、番組の感想を聞いてみるなど、視聴者が反応しやすい問いかけを行うことで、コメントを入力してもらいます。その時に、たとえ10人しか視聴者が存在しなくても、10人全員が同一のハッシュタグを付けてつぶやくことになるので、ちょっとしたバズが発生します。
この方法であれば、個人の放送力でもTwitter上でバズを発生させることが可能になります。視聴者数よりも、バズを発生させ、ハッシュタグによってブランドを認知してもらうという作戦を採ることで、認知度向上効果が期待できます。
瞬く間に会話が拡散されるTwitterですが、時折その会話の出所がどこなのかを調べたくなることがあります。例えば、情報の信憑性が不確かなツイートを見つけた時、誰が一番最初にそれをつぶやいたのかが判れば、信頼性を測る判断材料の1つになります。以下の図はその方法を説明しています。
Twitterをより便利で楽しいものにするサービスはたくさんあります。そのうち、情報収集や人間関係の構築に役立つものなど、ブランディング活動に便利なサービスを紹介します。
目的 | サイト |
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興味の似た人や有名人のアカウントを探す | Twinavi |
YYTwitter | |
まちツイ | |
Twitter上の影響力を調べる | Klout |
Twitter上のつながりを調べる | Mentionmapp |
1日のTLを新聞にする | paper.li |
Twitterで流行っているつぶやきを見る | buzztter |
viratter | |
ふぁぼったー | |
携帯電話からTwitterを利用する | モバツイ |
自分のつぶやきを保存する | twilog |
URLを短縮する | bitly |
複数のつぶやきをまとめる | togetter |
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