クラウドサービスのグループウェアだけでSOHO仕事は務まるかSkyDeskでオシゴト(1/3 ページ)

フリーランスになったばかりの鳴海さんに誠 Biz.IDのT編集長が「SkyDesk」というクラウドサービスを教えた――。グループウェアにリアルタイムコミュニケーションとOfficeスイートを組み合わせて使えるSkyDeskを使って、鳴海さんはどのように仕事を進めて行くのだろうか。

» 2011年09月09日 11時00分 公開
[鳴海淳義,Business Media 誠]

編集部より:4誌共同特集のお知らせ

 富士ゼロックスのクラウド型グループウェア「SkyDesk」をテーマに、ライフハッカー[日本版]、TechWave、マイコミジャーナル、そして誠 Biz.IDの4誌が共同特集を始めます。本誌では某Webメディアを辞めたばかりの鳴海記者を起用。フリーランスになったばかりの彼は、どのようにSkyDeskを活用していくのでしょうか――。なお、巻末の関連リンクから各誌の記事にアクセスできます。


 8月のある日、フリーランスの筆者に誠 Biz.IDのT編集長が「SkyDesk」というクラウドサービスを教えてくれた。このSkyDeskとは、SMB(中小企業)やSOHO向けサービスとしては「ネットプリント」に次ぐ富士ゼロックスのオンラインサービス。中身は、グループウェアにリアルタイムコミュニケーションとOfficeスイートを組み合わせ、1アカウントですべてのアプリを横断して利用できるようにするという非常に意欲的なものだ(参考記事)。

 編集長からのお達しによると、このSkyDeskで筆者とのやり取りをすべて行ってみたいとのこと。さっそく登録して使ってみることにした。記事に関する打ち合わせや執筆作業、原稿のやり取りはすべてSkyDeskのアプリを使って行うのである。はたして1つのクラウドサービスですべての作業がまかなえるのだろうか。

Twitter、Facebook、Gmail、Googleカレンダー……面倒くさい

 ちなみにこれまでの筆者の仕事ツールは、以下のような感じ。

用途 ツール
コミュニケーション系 チャット:Skype、Facebook
リアルタイムなやりとり:Twitter、Facebook
メール:Gmail、TwitterのDM、Facebookのメッセージ
グループ系 スケジュール:Googleカレンダー
ファイル共有:Dropbox、Evernote
オフィス系 下書き、メモ:秀丸
提出用:MS Office
書類閲覧:Google Docs

 仕事の打診はだいたいTwitterのDMやFacebook(つまり友達経由)。詳細情報はGmailでもらい、打ち合わせなどの予定はGoogleカレンダーに登録。簡単な打ち合わせはSkypeで済ませる。仕事が遅れているときは気まずいのでTwitterを控える(笑)。成果物を提出するときはOfficeで清書するという流れだ。

 TwitterやFacebook、GmailやGoogleカレンダーなど複数のツールを活用していると言えば聞こえはいいが、実際は少々面倒くさい。こうしたツールがまとまったSkyDeskを使えば「これらの作業がSkyDeskだけで終えられるなんて! SkyDesk最高!」となるかもしれない。ほのかな期待を胸にSkyDeskにアクセスするのであった。

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