自分に合った生産性向上システムを構築しよう!3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2011年09月29日 10時00分 公開
[Alan Henry(訳:伊藤貴之),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]
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自己流生産性向上システム

 これまで、生産性ツール、方法論、Tipsを紹介してきました。これらを組み合わせれば、自分なりの生産性テクニックを構築できます。GTDの全てを採用するのもPomodoroテクニックをキッチリやるのも自由ですが、必ずしもそうする必要はありません。自分にとって有効だと思うものを選び、可能ならどこへでも適応すればいいのです。小さくはじめて、自分なりのやり方を作っていってください。

 原文筆者の場合、タイマーで時間を測ることについてはあまり気にしなかったものの、執筆やプロジェクトマネジメントにおいて、頻繁に休憩を取るとリフレッシュや回復しやすいということを、Pomodoroテクニックから学んだそうです。Pomodoroテクニックからは「定期的に休憩を取るアイデア」と「成果をドキュメント化するアイデア」を、GTDからは「頭の中にあるタスクやプロジェクトを全て書きだすアイデア」を借りてきて組み合わせ、自分なりのやり方を構築したのだとか。

 また、仕事をすべき時が来たらアラートで知らせる「ReQall」のように、記憶を補助してくれるツールを探すことにも力を入れたそうです。もっとも、タスクの入力や変更のしやすさには相当こだわったとか。

 さらに、毎週月曜の朝や金曜の午後のウィークリーレビューのための時間をきちんとカレンダー上に確保しておくようになったそうです。それにより、過去一週間を振り返り、翌週のタスクリストを作るための時間を持てたとのこと。

 原文筆者は、自分に合ったワークフローを構築するために複数の方法論から取捨選択して使ったわけです。そして皆さんにも同じことができます。もちろん、一朝一夕ではできないでしょう。日常のルーチンに小さな変化を加えることから始めてください。好きな方法を選び、焦らずゆっくり導入してみてください。

 今の生活を一気に変えるのではなく、日常のルーチンに生産性テクニックがどのように影響するかを観察しながら進めることが大切です。難しいと感じたらペースを落としてください。うまくいかなければ中止するか、他のことを試してください。それは失敗を意味するわけではなく、そのやり方がたまたまあなたに合わなかったというだけです。最終的には、あなた流の生産性テクニックをバッチリ作りあげて、あまりの効果に同僚が「秘密を教えてくれ」と言ってくるのを楽しみにしてください。

オフィスの外でも使う

 「生産性」はよく仕事やオフィス文化と結び付けて語られますので、あらゆる場面で生産的である必要があるということを忘れがちです。ライフスタイルに生産性を採り入れるといっても、あなたが行うこと全てに厳格に取り組まなければならない、というわけではありません。ただそうすることもできる、というだけです。長年温めてきたプロジェクトやアイデアを実行するのに「それをやる時間ができた」時まで待っている必要はないのです。正しい考え方といつくかのツールがあれば、仕事でも、家でも、遊びでも、もっと効率的になれます。

 生産的になることのゴールは、より多くの仕事を引き受けられるようになることではなく、あなたがやりたいことをするための時間を確保することです。プロジェクト間、タスク間、また、仕事とプライベートの間にきっちりと区切りを付ける能力は、あなた自身の時間をより楽しめる自由をもたらすことでしょう。

 あらゆる方法論から全てを取り入れなければならないと考える罠に陥らないでください。物事を成し遂げるために、本やツール、器具などを大量に買いこまなくてはいけない、などと考えないでください。複数の方法論から自由に取捨選択し、自分のやり方を作ってください。きっと、気がついたらスマートな仕事スタイルが身についていた! ということになるでしょう。約束します。生産性向上は決して難しい事ではありません。

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