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» 2011年10月14日 21時50分 UPDATE

あなたの不安、見積もります:Sleep Cycleで「夢ログ」のススメ

かねてから自分の見た夢をあまさず記録する「夢ログ」を残したいと強く思っていました。ただ、夢は起きて数秒も経つと内容を忘れてしまいます。困っていたところあるiPhoneアプリに行き着いたのです。

[佐々木正悟,Business Media 誠]

 かねてから「夢ログ」というものを残したいと強く思っています。自分の見た夢をあまさず記録に残す。そのメリットはよく分からないのですが、自分自身が見返す限り、今はやりの「ライフログ」よりもよほど面白いと思っています。あるいは「夢ログ」もライフログの一種と言えるかもしれません。

 ただ、夢ログというのは難しいのです。理由は、起きて数秒も経つと夢の内容をあっという間に忘れてしまうからです。「夢ログをとる達人」ともなると違うらしいのですが、私は起きる直前まで夢を見ていたタイミングで起きて、しかもそれなりに気分がいいときでないと、なかなか夢ログを残すことができずにいました。

 ところが先日、「夢が撮られちゃう?! 米研究員ら、脳活動から映像復元」(asahi.com)という記事を読み、ぜひ「夢ログ」を復活させたいと思いました。動画になるとしたら、ログの価値もグッと高まります。今は無理でも将来は撮れるかもしれません。今からでも慣れておいたほうがよさそうです。

st_sc01.png Sleep Cycle alarm clock

 さて、私が夢ログを残すには、どうしても必要なツールがあります。それは「Sleep Cycle alarm clock」(85円)というiPhoneアプリです。しかしこのアプリ、ある理由でしばらく「封印」していました。

 Sleep Cycleは、人間の眠りが浅くなると寝返りを打ったりベッドの中で動き回ったりするという特性をiPhoneの加速度センサーを使って計測する目覚ましアプリ。眠りが浅くなったタイミングでアラームが鳴り、すっきりと目覚められるという触れ込みです。

 体の揺れや寝返りの振動などから睡眠状態を感知するだけに、真横で人の頭を叩いたり、夜中に急に踊り出す娘と一緒のベッドでは「使い物にならん!」と勝手に思い込んでいました。しかし、使ってみるとそうでもなさそうです。枕の真下に設置すれば、意外にも私の動きだけをモニターしてくれているようでした。

 今のところ唯一の問題は、娘がiPhoneを見つけ出していじってしまう場合ですが、その日は記録をあきらめています。そうでない日であれば、1人で寝ていたときに比べてそれほど遜色のない記録が残せています。

 このアプリの特徴は、起きたい時刻の前後10分以内(設定で変更可能)にレム睡眠に入ったことを感知した場合、アラームを鳴らしてくれるところ。もしその間にレム睡眠状態にならなければ、設定時刻にアラームを鳴らします。

 したがって起きたい時刻の10分前にレム睡眠を感知した場合、夢を見ている最中に起こされることになり、そうでない場合は夢を見ていないところで目が覚めます。私は朝4時に起きていますが、目覚めが4時前だと夢を見ています。目覚めが4時過ぎだと夢を見ていません。実は毎日夢の内容を書き残して「夢ログ」をつけるようにしているので、そのことが如実に分かるのです。

 つまり、3:53に目が覚めたときには夢を見たことが分かる一方、4:08に起床したときには夢を見てないのです。夢見時に起きた方が目覚めがいいかといわれれば、若干そうだと言えるレベルではあります。


st_sc02.pngst_sc03.pngst_sc04.png 睡眠のログをFacebookにも投稿できる

 しかし、気持ちよく目覚めるというよりも「夢ログをとる」という目的でこのアプリを使ってみると、可能な限り「夢を見ている最中に起こしてくれる」だけに利用価値が高いと言えます。実際このアプリを使って以来、夢ログの残せる頻度が高くなってきました。もちろん自動で映像を残してもらうのに比べれば、実に断片的に乏しい情報量ではありますが。


筆者:佐々木正悟

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 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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