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» 2011年11月15日 17時46分 UPDATE

KDDIウェブがクラウドブランド「CloudCore」新設、月額945円で「中小企業を支援」

KDDIウェブコミュニケーションズは11月15日、クラウドブランド「CloudCore」を発表。第1弾はVPSサービスの「CloudCore VPS」で、月額945円で利用できる。

[鷹木創,Business Media 誠]
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st_kwc01.jpg 山瀬社長

 KDDIウェブコミュニケーションズは11月15日、クラウドブランド「CloudCore」を発表した。第1弾はVPSサービスの「CloudCore VPS」。こちらは発表と同時に提供を開始し、12カ月契約初年度月額費用割引キャンペーンを適用すると月額945円で利用できる。

 KDDIウェブコミュニケーションズではこれまで、CPIブランドでホスティングサービスなどを提供していたが、今回「日本の中小企業向けのクラウドサービスとして」(同社)CloudCoreブランドでサービス提供を開始する。

 山瀬明宏社長は「ほとんどのホスティング事業者がクラウドサービスを提供している中、私たちは後発。ただ、後発だから分かることもある。IaaS、Passのほとんどは大企業にとってはすばらしい。でもスキルのある技術者がいない中小事業者にとっては既存のサービスは難しすぎる」と話す。CloudCoreは「超楽(ちょうらく)をコンセプトにした」という。

 第1弾のCloudCore VPSは、月額945円でメモリ2Gバイト、CPU物理1コア、ディスク容量100Gバイトのバーチャル・プライベート・サーバ(VPS)。Linuxカーネル仮想化基盤の「Kernel-based Virtual Machine(KVM)」をベースに自社開発したVPSで、低価格やOSの選択肢が広げられることがメリットだ。「月額945円でちょっと前の専用サーバ並みのサービスになった」(KDDIウェブコミュニケーションズ)。なお、都内のデータセンターを利用する。また当初利用できるOSはCentOS 5.6のみだが、今後はFreeBSDやSolarisなど複数のOSに対応していく予定だ。


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 第2弾は12月15日に開始するソリューションサービス「CloudCore Hybrid」。物理専用サーバや仮想サーバ、ロードバランサーやファイアウォールなど各種ネットワーク機器を組み合わせたり、必要に応じてリソースを増減できる。KDDIウェブコミュニケーションズの担当者が直接顧客の要件を聞き、最適なサーバー構成も提案するという。いわば人手をかけて作業を簡単にする――というわけだ。


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 「3.11以降、クラウドによって解決できることが2つ明らかになった」と山瀬氏。1つはサーバの仮想化。「電力会社からの電源供給が止まったら問題になる」という意識から自社内に設置していたサーバをデータセンターに移転し、仮想化するケースが増えたという。もう1つは、すでにデータセンターを使っている場合のユーザーだ。例えばすでに東京のデータセンターを使っているケースだが「東京だけで大丈夫だろうか」と不安を感じているという。「大阪でも福岡でもいい。複数のデータセンターを仮想化して、1つのデータセンターのように使えればいい」

 こうしたクラウドのメリットは明らかだが、実際に利用するには深い知識が必要だった。「簡単にはできない。そもそもそういうことができる技術者が少ないので、人件費をかけて優秀な人を雇わなければならない。SMBにとってはやっぱり導入コストが高くならざるを得ないのが現実だ」(山瀬氏)。「クラウドサービスでお客様のビジネスを支援するのがホスティング事業者の使命だ」と抱負を述べた。

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