日々モバイル関連のニュースを追っている園部さんは、3台のスマートフォンを持つユーザーだ。主に使うのは仕事用の「iPhone 4S」(ソフトバンク)と、プライベートで使っているNTTドコモの「SH-12C」(シャープ製のAndroid端末)。そして「職業柄使ってみないと」(園部さん)と言って見せてくれたauの「IS12T」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製のWindows Phone 7.5端末)だ。※以下、iPhone、Android、Windows Phoneの名称で記載
以前はAndroidが仕事用だったが、ライターさんなどと仕事関係の連絡をiPhoneですることが多くなり、今ではそれらのやりとりはほぼ全てiPhoneで行っている。iPhoneで家族と連絡を取ることもあるが、詳細に言えばキャリアがドコモであるAndroidを家族との連絡用に使っているので、あえて仕事用、プライベート用に分けて紹介してくれた。
携帯電話も含めてこれまで数々の端末を使ってきた園部さん。「これからスマートフォンを買う人にどれがいいかを聞かれたら何をお薦めするでしょうか」と聞くと、「使いやすいのはiPhone」と返答。
そう言えるのは、機種変更をしたときのある経験からだという。Androidは複数のメーカーがそれぞれ独自に開発できる点がよいところだが、同時に端末ごとに使い勝手やインタフェースが異なる。一方iPhoneは、例えば4から4Sに変えた場合にiTunesにつなぐだけで、自動的にバックアップを取ってくれる。今まで使っていたアプリだけでなく、壁紙から写真データから、これまでの配置とまったく同じ状態で移行できる。「びっくりするくらい同じ状態になる」(園部さん)。その便利さを一度味わってしまうと、全部の端末がiPhoneみたいなになればと思うほどだという。
先ほども紹介した通り、園部さんとスマートフォンの歴史は長い。最初に買ったのは2006年7月にウィルコムが発売したW-ZERO3[es](シャープ製WS007SH)だった。前モデルのW-ZERO3(同じくシャープ製WS004SH)は大きくて持ちにくいと感じたので、小型軽量化した後継機を選んだ。
Webを見たり、QWERTYキーで文章を入力してみたりと、今のスマートフォンでは当たり前となった操作をいろいろと試してみたという。「ただ正直使いづらく、あと通信回線も遅かったので不便だった。Wi-Fiこそ付いているものの、ルータなどがまだなかったので結局PHSで通信している状態で(苦笑)」(園部さん)
現在のスマートフォンでは、通話だけでなく、Webブラウズやメール、アプリといった使い方が中心だが、当時のスマートフォンは少し違う使われ方だったという。よってスマートフォンを通話機能が付いたPDAという位置付けで考えると、最初に買ったのは日本IBMが2000年に発売したPHS機能内蔵型PDA「WorkPad 31J」(8602-31J)。「昔から小型の端末が好きで、愛用していた」と言う園部さん。
それから2008年に国内販売を開始したiPhone 3Gを初日に購入し、Androidも「HT-03A」などこれまでに3台ほど使用してきたという。今は約半年に1回、新しい機種を買って試している。さすが+D Mobileの編集長だけあるといえる頻度だ。
以上、園部さんお薦めのアプリ10選を挙げてみた。気になるアプリがあったという人はぜひダウンロードして使ってみてほしい。
ちなみに番外編として、位置移動でゲームをする「コロニーな生活☆PLUS」(通称「コロプラ」)や、テキスト、音声、画像などあらゆるデータをクラウドで管理できるEvernoteアプリなども紹介してくれた。Android限定でいえばTwitterクライアントの「twicca」などがお薦めだという。
Windows Phoneについてはあまりアプリは使わずに、Windows Phoneのディレクトリ機能「People Hub」を使ってFacebookやTwitterを閲覧する用に使っているという。ただ、強いて言えば先ほども紹介した「NAVITIME」。スタート画面のライブタイルにWi-FiやBluetoothなどネットワーク設定やメール、SNSのショートカットを作成できる「WP Shortcut Tiles」がお薦めの便利アプリと紹介してくれた。
次回はAndroid関連の記事を多く執筆しているITジャーナリストの星 暁雄さんがお薦めするAndroidアプリ10選を紹介する。
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