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» 2012年02月07日 18時00分 UPDATE

あなたの不安、見積もります:「Flava」で「Path」の不満をあらかた解消するが……

Path.comのSNSアプリ「Path」の不満を解消する「Flava」というアプリ。便利なのですが、乗り換えるには至りませんでした。その理由を考えたいと思います。

[佐々木正悟,Business Media 誠]

 Path.comが提供しているソーシャルネットワークアプリ「Path」を何度か紹介したのですが、それを読んだのか知人から「Flava」の紹介を受けました。そして「なるほど!」と思ったのです。これはPathで私が不満に思うところをあらかた解消しているアプリであると。しかし、まだ乗り換えるには至っていません。この理由を考えたいと思います。

 Flavaがいい理由はいくつかありますが、カレンダーで表示を絞り込めるところと、ログのタイプ別に表示が絞り込めるところが重要です。要するに絞り込めるところですが、特にPathにカレンダービューがないのは何とも解せません。せめて検索ができるとよいのですがそれもできません。一番古いデータまではとにかく「手」でさかのぼるしかないのです。


st_20120201101708.pngst_20120201101715.pngst_20120201101723.png Flavaのカレンダー表示で内容を確認しているところ

 基本的にFlavaを使えばPathと同じことができます。その上で「絞り込み」ができます。これだけでも乗り換える理由としては十分でしょう。

Evrernoteとの同期

st_Evernote-1.jpg

 もう1つFlavaにはすばらしいところがあります。Evrernoteと「同期できる」のです。もちろんすべてのノートを同期したら大変なことになるので、FalvaのほうでNotebookとタグを指定します。そのタグはちゃんとFlava側のタグと一致する内容になっています。Evernoteと同期するということは、私がPathでやっているような、Twitterのプライベートアカウントを経由してEvernoteに保存するなどという、おかしなことをやらずにすむのです。

 最初から原則として公開しないログをEvernoteと同期させ、公開したくなったらTwitterにでもFacebookにでもTumblrにでも公開できるという非常に理にかなった使い方ができるようになっています。これなら「当然乗り換えるしかあるまい」と私も最初考えました。しかし、はたと立ち止まってしまいました。

 第1の問題点はなぜEvrernoteと同期してしまうのか? もちろんタグもNotebookも特定できるとはいえ、私はこの種のライフログはEvernote側へデータが出ていけばいいのであって、Evernoteからデータを取り込む必要はないと思うのです。

 同期にすると時間がかかりますし、何かとエラーが発生しやすくなるような気がします。現に私はバージョンが1.5になるまでは同期が終了しませんでした。それでもこの問題に関しては、Evernote側で極力データをいじらないようにすればいいのですが(しかし削除はあり得えます。やはり同期はせめて選択できるようにしてほしいものですが)もう1つの問題が残っています。完全プライベートか、SNSで公開するという選択しかできない、という問題です。


st_20120201101735.pngst_20120201101750.png 各種SNSなどのサービスとつなぎこみ

 先にも述べたとおり私は、原則ライフログの一部「だけ」をSNSに出すというスタイルには共感します。しかし、生活の全部を公開したいとは思いませんし、公開が前提であるSNSをライフログとみなすというスタイルにもなじめません。つぶやき、食事、聴いている曲、読んでいる本、会っている人、訪れた場所のことごとくを多くの人に知らせたい、という気持ちをそれほど持っていないからです。

 ただし、写真などはFacebookで全ての「友達」に公開したくはないにしても、限られた範囲の人たち、例えば家族間で共有したいと思うことは多々あります。Pathがいいのはここで、Path自体が限定的なSNSだから、ごく一部の人だけと共有するか、完全に自分だけのログとするかを決められるのです。結局この理由のために私はPathからFlavaに乗り換えてはいませんし、乗り換えるつもりもまだないのでした。

新コーナー【先月の木曜日】

 先月の記事を振り返る「先月の木曜日」コーナー。今回の振り返りは「ライフログサービスとしての『Path』が結構面白い」の記事です。先月は奇しくもPathについて書いていたんですねえ。

 このPathですが、幸いなことにまだ使っています。もっとすぐに使わなくなるかと思っていましたが、「IFTTT」(EvernoteやTwitterなどの各種サービスを連係させるオンラインサービス)と「Twitterのプライベートアカウント」(非公開設定のTwitterアカウントを作ることですべての情報を公開しないようにする)のおかげで使い続けられています。Facebookしかアウトプット先がなかったらダメでしたね。


筆者:佐々木正悟

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 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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