ブレインストーミングで使用した付せん情報を、容易にデジタル記録・保存し、活用できる技術が登場した。富士通研究所が3月26日に発表したもので、電子ペンと同社の画像処理技術によって付せんの配置や内容をデジタル化する。
具体的には、デジタルカメラで撮影した抽出内容と、電子ペンで取得する軌跡情報を照合することで付せん内容をデジタル化。デジタルカメラで撮影した画像から付せんの配置を抽出する。
デジタル化した内容は、Power PointやExcel形式で出力する。後日の振り返りや再整理など、ブレインストーミングで得た内容を容易に検索・活用できるというわけだ。
このようにブレインストーミングで得た付せんや内容を電子化して記録・保存するためには、従来付せんを撮影した画像を基に配置や内容で全て人手で入力する必要があった。今回富士通が発表して技術を用いれば、そうした工数を約80%削減できるという。
富士通では本技術を、グループワークを支援するツールとして商品化。実証実験などを経て2013年度中の実用化を目指す。
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