Siriがうらやましいので、それっぽいAndroidアプリを探してみた：Biz.ID Weekly Top10

iPhoneの音声アシスタント機能「Siri」が日本語対応したことで、Androidにも同様の機能があればなあと思った人も多いはず。今回はそんな人にお薦めしたいSiri風Androidアプリを紹介します。

[上口翔子，Business Media 誠]

誠 Biz.ID Weekly Access Top10

2012年3月18日〜2012年3月24日

1. 実名登録必須なFacebookを、できるだけ消極的に使う方法
2. プーペガールの会員数を10倍に、現どこでも社長の森永佳未さん
3. 「どこでもチェアー」で床に長時間座る際の負担を和らげる
4. コーチングは「逃げ」？　徹底的に構造化してますか？
5. 「iライフログ」はEvernote連係のライフログ決定版かも
6. 第13回 PCが遅いときの7つの処方箋
7. 加藤茶さんは長生き確実？　若い人と一緒に生活すると老化を防ぐ理由
8. 書籍を「裁断→スキャン」して電子書籍端末で読むメリットとデメリット
9. スケジュールを「炎上」させないための時間管理術
10. 保存版！「あなたのEvernote、見せてください」（前編）

　先週最も読まれた記事は「実名登録必須なFacebookを、できるだけ消極的に使う方法」。この記事では、Facebookの誘いを受けたので参加しようと思うけど、できれば決まったグループだけに属してひっそりと使いたい――そんな人に、ちょっとした工夫でほとんどの人に知られることなくFacebookを使える方法を紹介しています。

　2位は新連載「『美人すぎる○○』の経済価値は本当か」の第1回「プーペガールの会員数を10倍に、現どこでも社長の森永佳未さん」、3位は「『どこでもチェアー』で床に長時間座る際の負担を和らげる」でした。

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　ここ数日、iPhoneがほしい願望に駆られていました。というのも、3月14日にアップデートした新OS「iOS 5.1」で、iPhoneの音声アシスタント機能「Siri」が日本語対応したからです。

　日本語対応した翌日から、iPhone 4Sユーザーの姉が「ねえねえ、Siriがやっと私の言葉を理解してくれたの（最初は滑舌の悪い姉の言葉をうまく認識しなかった）」「Siri同士で会話させると、時々かみ合ってないくせにがんばって会話しようとしていて面白いよー」という話をしてくるのです。それまでSiriに興味がなかった私も、そうした姉の感想や同じくSiriを試したというユーザーのブログなどを見ているうちにすっかりSiriがほしくなってしまいました。

　しかし残念ながら、今私が使っているのはAndroid端末「GALAXY S II SC-02C」（NTTドコモ）。これを機にiPhoneにしようか……とも思ったのですが、購入してまだ1年も経っていない端末を変えたくはないし、かといってiPhoneと2台持ちするのはもったいない。

　そこで今回は、Siriとまったく同じとまではいかないですが、気分だけでも味わおうと「Android版Siri」と言えそうなアプリをピックアップしてみました。

アプリ名（Google playへリンク）	音声認識できること	日本語対応	価格	本日時点でのユーザー評価（評価総数）
ANDY	雑学（百科事典的な）情報、天気、時間を教える	×	無料	4.0（2113）
Evi	雑学などの一般会話、店舗の検索	×	無料	3.2（2152）
iris.	雑学などを含む一般会話をする	×	無料	4.2（5万8580）
netpeople:a（※1）	店舗情報、路線経路、天気を検索	○	無料	4.2（16）
Skyvi	SNSへの投稿、天気を教える	×	無料	4.5（5万2164）
Vlingo	電話発信やメール、SNSへの投稿をする	○（β版）	無料	4.3（3万4169）
しゃべってコンシェル（※2）	検索ポータル「dメニュー」を使った各種検索、電話やメールなど各種機能の起動	○	無料	3.7（632）

（※1）サムスン電子製のGALAXYシリーズのみに対応。一部端末はプリインストール

（※2）NTTドコモユーザー限定

　こうして見ると、同じ「音声認識ガイド」とまとめてみても、日常会話をするものと、路線や天気情報を教えてくれるもの、それぞれ少しずつ得意分野が異なる印象です。今回はこの中から日本語対応しているnetpeople:aとVlingoを使ってみたのですが、netpeople:aは場所と予算、ジャンルで絞っていく飲食店検索に優れていて、Vlingoは名前を言っただけで音声発信やメールを作成してくれる補助的なことに向いているという印象でした。

netpeople:aを使ってみた様子。「ラーメン」など、食べたいものなどがはっきりしている場合はすぐに検索結果を表示し、予算を聞いてきます。「立ち飲み」などと曖昧なことをいうともっと詳しく指定してほしいと言われます

Vlingoの場合は、絞り込みはせずに「○○に電話」と指定すれば発信画面に切り替わります。似ている名前の人が電話帳にいる場合はご認識されないように注意が必要です

　Siriの楽しみの1つは、定型文以外の返答をするなど、ユーモアのある言葉を返してくれる点にあります。今回試した2つのうちnetpeople:aにはそうした機能が少し備わっていて、例えば「眠い」と言ってみたら「眠い時にはゆっくり休むのが一番ですよ！体には気をつけてくださいね」と返答してきます。ただしあまりバリエーションはないようで、Siriほどの感動は得られませんでした。いずれにしても、他アプリの日本語対応も含めて今後のアップデートが楽しみです。