竹村さん 僕はIT系のものが多いので、今日は最近またハマっているUSBメモリを持ってきました。というのも、日本IBM時代、米国に出張に行った時にUSBメモリの商品企画に出くわしました。当時世界で最初にUSBメモリを作ったのがIBMだったんです。あの時は容量が8Mバイト、フロッピーディスク5.5枚分でね。
それでこの前かった台湾製のUSBメモリが128Gバイトですよ、値段は5900円くらい。試しにそれをフロッピーディスク何枚分か計算してみたのですが、皆さんどれくらいだと思います? 1.5トントラック一杯分でした。当時は8Mバイトでみんなビックリしていたのに、それからするとバケモノですよね。
それで今日持ってきたUSBメモリですが。最近USBもセキュリティのことが言われているじゃないですか。それでこういう仕組みがあるのですが――。パスワードを入れるとUSBについているランプが赤色から緑色になるんです、非常に分かりやすいですよね。
僕は根本的に分かりやすいものが好きなんです。今の傾向としてソフトウェアでパスワードをかけたり、圧縮したりというのがありますよね。もちろんその方が安くて改善もしやすくていいのですが、ハードの方が誰でも分かりやすいというのがあります。
高畑さん だったらむしろ、自転車の鍵みたいにダイヤルをカチャカチャやって数字を合わせるくらいでいいですよね。
竹村さん そうそう。それで後もう1つ、最近気に入っているUSBメモリが、HDD型のこれです。
高畑さん あ、それちょっとほしかったんだな〜。
竹村さん これふざけてるでしょ、でもPCに指すとちゃんとドライブが光るんですよ。容量も8Gバイトあってね。最近こういうUSBメモリが山ほど出てきていますが、ほとんど文具の領域ですよね。
舘神さん 薄型のUSBメモリとかもありますよね。一時期手帳に入れていたな〜。
竹村さん 後は最近よく使っている、タイ製のマルチボールペンです。値段は日本円で200〜300円くらいかな。見た目は誰からしても持ちにくそうなのですが、意外といいんですよね。
土橋さん 青と赤のボールペン2つがくっついているんですね。昔テープでグルグルまいてそんな感じで使っている人いましたよね。
竹村さん そうそう、それと同じ発想です。で、どうしてこんなに持ちにくそうなのに意外と使えるか、複数人で集まったときに議論したんですよ。そしたら、日本人はお箸を持つので抵抗がない、だからしっくりくるという結論になりました。例えばその青と赤を使うときに、普通だとカチカチと押し直しますよね。それか一度置いて別のボールペンを使うなど。それがお箸を持って2本をまわすような感じで、ほんの一瞬で使い分けられるんです。
土橋さん あ、しかもこれジェットストリームですね。
竹村さん そう、中身(リフィル)はジェットストリームに入れ替えています。で、めちゃめちゃ書きやすくなって。そして実はこれ、今の型がなくなって、タイでは生産が継続的にできないようなんです。だからゼロから作ってみようか計画しているんですよ。例えば今度はアルミニウム素材と使ってみてちょっとカッコイイものにしたり。それこそスズとかで和風にしたり。最初からリフィルをジェットストリームのものにしたりね。
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