ストップ長時間労働! 組織のリーダーと自分自身が考えるべき「働き方改革」3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2012年07月06日 11時00分 公開
[Robert C. Pozen(訳:大嶋拓人),ライフハッカー[日本版] ]
ライフハッカー[日本版]
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長時間労働を減らすためにできる具体的な対策

 では、実際に長時間労働を減らすためには何ができるのでしょうか? まず、自分がどんなことに時間を使っているのかを把握することから始めましょう。この際、把握することを求められない環境にいたとしても、自発的に把握しようとすることが重要です。

 これはつまり、自分にとって、会社にとって、上司にとって、何が重要で何が重要でないかを把握するということです。できるだけ厳しく、批判的に、日々行っている仕事の優先順位を見直すようにしましょう。

 次に、あまり重要ではない仕事に対して「ノー」と言えるようにしましょう。

  1. 重要でない会議の出席をできるだけ断わりましょう。その際、相手の気分を損ねないようにほかの仕事で忙しいと説明したり、会議に参加しない代わりに議事録を送ってほしいと頼んだりするのを忘れないように。
  2. メールをチェックするとき、受信ボックスに入っているメールをできるだけ削除しましょう。
  3. どうしても断れない仕事があるときは、少し手を抜いてもいいような仕事なのかを遠回しに確認しましょう。本当に必要でない限り、完璧に仕上げるためだけに何時間もかけるようなことは避けるようにしましょう。

 このように、個人単位の習慣を変えることも重要ですが、会社単位では「強い意志を持ったリーダー」が組織の慣習を変えていく必要があります。このようなリーダーは、組織の価値観を根本的に変えなければいけません。仕事量に関係なく、土曜日出勤を良しとする文化はありませんか? また、家族の用事で早く帰る社員を白い目で見るような空気はないでしょうか?

 もちろん、このような価値観は簡単に変わるものではありません。評価基準としては、単純に労働時間を計算するほうが簡単でしょう。しかし、賢いリーダーたちは、結果を出すためには社員に効率良く働いてもらう必要があると分かっています。労働時間ではなく結果を重視することが大切だと覚えておきましょう。

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