広告代理店のクリエイター佐久間英彰氏が手掛けた「ジブン手帳」。2013年版はコクヨS&Tが発売する。前年度からの変更点など、その特徴を見ていこう。
コクヨS&Tが、2013年版の「ジブン手帳」を発表した。ジブン手帳は、大手広告代理店に勤めるクリエイター、佐久間英彰氏による完全オリジナルな手帳だ。標準価格は3990円。9月中旬の発売を前に現物を手にしたので、その内容をレビューしてみたい。
ジブン手帳が初めて登場したのが2010年末。基本的な構成は2013年版と同様なので内容は当時の記事「準文具王が作った『ジブン手帳2011』 人に歴史あり、手帳に“遺影”あり?」を参照してほしい。
ジブン手帳の特徴を、手帳のとじ方と冊子構成の観点で説明すると次のようになる。
2013年版は、昨年版と同様に初めて使う人向けのファーストキット以外に、利用2年目の人向けた「DIARY」「LIFE」「IDEA(3冊パック)」も用意している。それぞれのバリエーションと価格は以下表の通り。
品名 | 価格 | 寸法(縦×横ミリ) | 中身(枚数) |
---|---|---|---|
ジブン手帳2013ファーストキット(ホワイト) | 3990円 | 217×133 | 2013DIARY、LIFE、IDEA、バンド定規、カバー |
ジブン手帳2013ファーストキット(グレー) | 3990円 | ||
ジブン手帳2013ファーストキット(ブルー) | 3990円 | ||
ジブン手帳2013「DIARY」 | 2940円 | 217×133 | 104枚 |
ジブン手帳2013「LIFE」 | 420円 | 210×125 | 40枚 |
ジブン手帳2013「IDEA」3冊パック | 598円 | ||
では、2013年版の変更点を見ていこう。
まず、IDEAの紙が裏抜けしにくい「トモエリバー」から、ボールペンでの筆記に最適でキャンパスノート(ハイグレード)にも採用している「MIO PAPER」になった。MIO PAPERはコクヨが開発した上質紙で、筆記具を選ばない滑らかな筆記特性が特徴だ。
変更の理由は、「家系図や家族旅行の思い出など、自分と家族の人生を書き込むLINEは1年で終えるものではない。一生の記録を書くものなので、薄くて軽いだけではなく、ある程度の強度を持たせる必要があると考えた。そこで、コクヨの独自紙であるMIO PAPERを採用。トモエリバーよりは少し紙厚があり、強度のある紙になっている」(コクヨ広報)
次に、カラーバリエーションが増えた。ビジネスシーンにフィットするとして、ホワイト、グレー、ブルーの3色をラインアップしている。
そのほかの変更点は以下の通り。
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