キングソフトの「KDrive」が容量拡大で30Gバイトに、条件付きで50Gバイトまで

キングソフトは、オンラインストレージ「KDrive」を拡張した。無料容量を条件付きで最大50Gバイトまで増量できるようにしたほか、Mac OS向けクライアントソフト「KDrive for Mac(β)」を新たにリリース。iPhone、Android、Windows PC向けソフトをアップデートした。

» 2012年08月22日 17時30分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 キングソフトは8月22日、オンラインストレージ「KDrive」のサービス拡張を発表した。

 無料容量を30Gバイトに増量。条件付きで最大50Gバイトまで増やせるようにしたほか、Mac OS向けクライアントソフト「KDrive for Mac(β)」を新たにリリース。iPhone、Android、Windows PC向けソフトをアップデートした。

最大50Gバイトまで無料で使える、マルチデバイス対応ストレージ

登録時から30Gバイトを付与

 これまで最大10Gバイトまでだった無料容量を、登録時点で30Gバイト付与。さらに追加条件を満たせば、最大50Gバイトまで増量できるようにした。以下の条件を満たせば容量を増やせる。

  • 「KINGSOFT Office」のシリアルナンバーを入力すれば、20Gバイト付与
  • KDriveのPCクライアントソフトからログインすれば、初回ログイン時に2Gバイト付与
  • KDriveのAndroidアプリからログインすれば、初回時に5Gバイト付与
  • 友人を1人招待につき2Gバイト付与
  • KDriveにログイン後の画面でチェックインボタンをクリックもしくはタップするとランダムで100Mバイトから1Gバイトを付与(1日1回限定)

 サービス拡張に伴い、有償プランも刷新した。月額契約の場合、30Gバイトが500円、50Gバイトが800円、100Gバイトが1500円。年間契約の場合、30Gバイトが6000円、50Gバイトが9600円、100Gバイトが1万8000円。

Mac版の登場でマルチデバイス対応に

 Mac OS向けクライアントソフト「KDrive for Mac(β)」の登場により、iPhone、Android、Windows PCのマルチデバイス間でデータを同期できるようになった。

 既存のクライアントソフトも強化。iPhoneアプリに、撮影データを端末内に残さずにアップロードできる新機能「クラウドカメラ」を追加した。写真は自動でアップロードするので、iPhoneの容量を気にすることなく利用できる。

クラウドカメラ利用イメージ

 また、iPhoneアプリとAndroidアプリについては、KDrive上の写真をフォルダごとにアルバム化、サムネイル表示で閲覧可能となった。加えて、PCクライアントで実現していた「共有」設定にも対応。誰でもファイルを受け取れるパブリックリンクの発行し、友人など複数人で共有できるようにした。

 Windows PC向けソフトは、ファイルの管理など操作系に役立つナビゲーションパネルを搭載した。ファイルを選択すると、共有、バージョン管理、パブリックリンク、を選択できるなど、よりシンプルなユーザーインタフェースにしたという。

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