9月1日、イタリアのノートブランド「MOLESKINE」をはじめとするショップインショップが東京・丸の内の有楽町ロフト内にオープンしたので、早速見てきました!
9月1日、イタリアのノートブランド「MOLESKINE」をはじめとするショップインショップが東京・丸の内の有楽町ロフト内にオープンした。前日のオープニングレセプションの様子と合わせて紹介する。
オープンした3つのブランドは、伊ミラノの「MOLESKINE」のほか、出版社が母体で、雑貨やステイショナリーを扱う米サンフランシスコのブランド「Chronicle Books」、MOLESKINEと同じミラノブランドで、タブレットやスマートフォンのカラフルなソフトケースを扱う「pijama」。こうした3ブランドが一堂に会しているのは日本でも珍しく、アジアでも最大のショップインショップだという。
ロフト店内ではもっとも奥のスペース。一般店舗部分よりも数段の階段を経て高い位置にあるこのスペースは、もともと催事などに利用していた。有楽町ロフトのスタッフによれば、カレンダーなど季節のアイテムを販売するときに一時的に利用するスペースだったという。
3ブランドの中でもっとも大きな面積を占めるのがMOLESKINEのアトリエだ。ここには、新製品のマーカー類や2013年版ダイアリー(「STAR WARS」「Peanuts」「星の王子様」)をはじめ、各種ノートブックや、収納パネル(バッグインバッグのようなもの)の新色、さらにはMOLESKINEブランドのバッグなどがそろっている。もっとも注目は「Evernoteスマートノートブック」。10月1日の販売開始に先立って、予約が殺到のアイテムだが、リアルの店舗ではここでしか買えない。
MOLESKINEアトリエは単なるショップではなく“アトリエ”でもある。海外のMOLESKINEアトリエではさまざまなワークショップを開催しており、この有楽町ロフト内のショップインショップもMOLESKINEアトリエでも、利用者やファンによる各種ワークショップやイベントの会場としての役割も期待しているという。
ノートやダイアリーなど各種MOLESKINE製品のこれだけの品ぞろえは、一般の書店や文具店には望めない。とくにサイズや色バリエーション、レイアウトに関して比較しながら選べる楽しさは、まさにMOLESKINEアトリエならではだ。豊富なアイテムとそのバリエーションに囲まれてブランドそのものを味わえる――。有楽町ロフトのショップインショップは、そんな体験ができるスペースと言えそうだ。
手帳評論家・デジアナリスト。最新刊『使える!手帳術』(日本経済新聞出版社)が好評発売中。『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)は台湾での翻訳出版が決定している。その他の主な著書に『手帳進化論』(PHP研究所)『くらべて選ぶ手帳の図鑑』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)『システム手帳の極意』(技術評論社)『パソコンでムダに忙しくならない50の方法』(岩波書店)などがある。誠Biz.IDの連載記事「手帳201x」「文具書評」の一部を再編集した電子書籍「文具を読む・文具本を読む 老舗ブランド編」を発売
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