ヤフーが企業向けクラウドサービス、ストレージは1Gバイト10円から

ヤフーは、企業向けクラウドサービス「Yahoo!クラウド ストレージ」の提供を開始した。Yahoo!ボックスやGyaO!などでも利用しているYahoo! JAPANのインフラを利用している。

» 2012年09月06日 12時15分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 ヤフーは9月6日、企業向けクラウドサービス「Yahoo!クラウド ストレージ」の提供を開始した。料金は使用量に応じた従量課金制で、ストレージ容量が1Gバイト10円、ネットワーク転送量が1Gバイト15.75円。利用容量は無制限としている。

 Yahoo!クラウド ストレージは、Yahoo!ボックスやGyaO!などでも利用しているYahoo!JAPANのインフラ環境で提供する。画像やドキュメント、動画データなど、あらゆる形式のファイルに対応し、データのバックアップやWebコンテンツの配信用として利用できる。

 管理機能として、ファイルの管理や利用状況のリポート、月次利用実績の確認、アクセス権限設定、API設定などを備える。

 先行する類似サービスのAWS(Amazon Web Services)やニフティクラウドと比較しての利点は「実績のあるYahoo!JAPANのインフラ環境で安心して、かつそれを低価格で利用できること」(ヤフー広報)

 APIには、業界標準として広く利用されているREST形式を採用している。保存データは自動的に多重化され、冗長性を確保。可用性は99.9%以上を保証するという。

 企画と商品開発は、データセンター事業社のIDCフロンティアと共同で行った。IDCフロンティアは契約代理店として、今後サービスの販売と契約を担当していく。

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