日本ヒューレット・パッカードは、オフィス向けインクジェット複合機の3機種を、タブレット/スマートフォン/PCから無線LAN経由で印刷できる「ワイヤレスダイレクト」機能に対応した。
日本ヒューレット・パッカードは9月18日、オフィス向けインクジェット複合機「HP Officejet」シリーズのファームウェアアップデートを発表した。
本アップデートにより、「HP Officejet Pro 8600 Plus(以下、8600 Plus)」「HP Officejet Pro 8600(以下、8600)」「HP Officejet 6700 Premium(以下、6700 Premium)」の3機種が、タブレット/スマートフォン/PCから無線LAN経由で印刷できる「ワイヤレスダイレクト」機能に対応した。
8600 Plusと8600は2012年3月に発売した機種で、主にSOHOや中堅・中小企業をターゲットとしている。印刷性能は、8600 PlusがA4用紙の場合でモノクロ毎分20枚、カラー毎分16枚。8600が同モノクロ毎分18枚、カラー毎分13枚。
6700 Premiumは2012年5月に発売した機種で、印刷性能は、A4用紙の場合でモノクロ毎分16マイ、カラー毎分9枚となっている。
今回、ワイヤレスダイレクト機能に対応したことで、ルーターやアクセスポイントがない環境でも、暗号キー(パスワード)なしで最大5台のデバイスを同時に接続できるようになった。例えばモバイル端末からのワイヤレスで印刷したり、モバイル端末へスキャンデータの送信したりといった操作が容易に行える。
なお新しいファームウェアは、同社のサポートWebサイトより更新ファイルを入手できる。または、プリンタをインターネットに接続すれば、液晶画面の「Webサービス」をオンにして「プリンタのアップデート」で完了する。
アップデート後は、液晶画面の「ワイヤレスダイレクト」機能をオン/オフにすることで簡単に切り替えが可能となる。
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