コラム
» 2012年09月27日 18時25分 UPDATE

僕がモバイルを愛する理由:SIMフリー版iPhone 5に日本での使い道はないのか?

これまでSIMフリーでiPhoneを使っていた日本ユーザーにとって、iPhone 5は何とも悩ましい端末です。そもそもなぜSIMフリー版を使いたいのか、どのキャリアで組み合わせればいいのか、モバイル情報ブロガーの伊藤浩一が考察します。

[伊藤浩一,Business Media 誠]
誠ブログ

 こんにちは、モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

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 iPhone 5がソフトバンクモバイルとKDDIから発売されて盛り上がっていますね。私は個人的な事情から、iPhone 5はSIMフリー版を使いたいと思っています。なぜそんな面倒なことを考えているか? それは、電話機能をメインに考えているためです。

 私の職場はソフトバンクとKDDIの電波が入りにくい環境にあり、電話機能を考えるとNTTドコモを使いたい状況です。さらに電話機としてのiPhoneは、他のスマートフォンより安定しているため、iPhoneを使いたい。この事情で、SIMフリー版のiPhoneという選択になりました。

 現在は、iPhone 4のSIMフリー端末にドコモのSIMカードを挿して使っています。iPhone 4の発売は2010年なので、かれこれ2年でしょうか。故障知らずでまだまだ使えますが、そろそろ新機種にしたいところ。あえてiPhone 4Sはパスして、今回のiPhone 5の発売を楽しみしていたのもそのためです。

SIMサイズの変更がやっかいに

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 しかし、今回のiPhone 5のSIMフリー版。日本で使うには非常に厳しい状況になっています。それはなぜか?

 まず、SIMサイズがNano-SIMになってしまったこと。これに関しては、禁断のSIMカッターなる道具にて対応は可能です(ただし、SIMのカットは自己責任であり、SIMは貸与品と考えるとイリーガルな方法です)。

 さらに高速通信LTEは、ドコモのXiには対応せず、ドコモで使うには3Gのみとなってしまいます。まあこの点に関しては、現在もiPhone 4にXiのmicroSIMを挿して3G通信で利用していますので、個人的には問題のないことになります。

 さて、一番の問題は、FOMAのプラスエリアに非対応ということです。ドコモのメリットである通話可能範囲の広さの恩恵を受けなくなってしまう。もともとSIMフリーのiPhoneをドコモで使っている理由が「電話として電波が安定している」ことからでした。この点がないとなると、iPhone 5を使うより、FOMAプラスエリアに対応しているiPhone 4を使っていた方が、電話としては使いやすい、ということになってしまいます。

 SIMサイズとLTEに関しては想定内だったのですが、このFOMAプラスエリア非対応というのは全くの想定外でした。SIMフリー版のiPhone 5が必要な理由が根本から崩れてしまいました。

 まあ、それでも使い方がないわけではありません。例えば、FOMAプラスエリアを使う電話機としてGALAXY NEXUSなどを利用して、iPhone 5のSIMフリー版は通信専用端末として「IIJmio」などの月額1000円以下の安いSIMで運用する、という考え方もあります。しかし、通信専用で使うならiPod touchでもよいのでは? なんて考えてしまったりします。

 SIMフリー版のiPhone 5は、何とも悩ましい端末になってしまいました。他のユーザーの使い方に注目していきたいと思っています。

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※この記事は、誠ブログ「僕がモバイルを愛する理由:SIMフリーiPhone 5は日本で使い道はないのか?(第38回)より転載、編集しています。

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