パートナーや子どもを持つかどうか決める30代にしておきたい17のこと(5/5 ページ)

» 2012年11月06日 11時00分 公開
[本田健,Business Media 誠]
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ハッピーシングルという生き方もある

 人生には、パートナーや家族を持たない選択もあります。

 それを積極的に選ぶのか、なんとなく1人になってしまったのかで、人生の楽しみ方が違ってきます。

 私のまわりには、ハッピーなシングルライフを送っている人が何人もいます。彼らの特徴は、積極的にその生活を選んでいることです。

 パートナーシップに関する調査で、「世の中でいちばん幸せな人」は、パートナーがいて、ラブラブな関係を築けている人だそうです。

 では、2番めに幸せな人はどんな人でしょうか?

 それは、「シングルの人」だそうです。

 3番めに幸せな人はパートナーといつも喧嘩して、ちょっとイライラしている人。人生でいちばん不幸な人は、パートナーとギスギスの関係になって、訴訟したり、殴り合ったり、憎しみ合ったりしている人なのだそうです。

 そうだとすれば、ハイリスクハイリターンなパートナーシップ、家族の道に入るかどうかは、現実的に考えましょう。

 自分は向いていないと思ったら、幸せなシングルの道を選んだほうがいいのです。パートナーシップや家族でギスギスの関係になってしまうよりは、はるかに人生は安定して幸せだと思います。

 必ずしも、1人でいることが「不幸」につながるものではないのです。

 結婚して得られる喜びもある代わりに、結婚して得る「苦労」や「不幸」もあります。それだったら、1人のほうがハッピーだともいえるでしょう。

 子どもとの暮らしはかけがえのないものですが、ほぼ100%の確率でイライラさせられることが多くなるし、病気やけがをするのではないかという心配も一生ついてまわるでしょう。

 だから、パートナーシップで成功できる数%に入る自信がなければ、シングルで生きる選択もありだということを覚えておいてください。

 パートナーや子どもを必ずしも持つ必要はありません。それは本人の生き方の問題です。職種やその地域の文化によっては、結婚しないうちは半人前と見られることもありますが、いまは、あらゆる価値観が多様化している時代です。

 シングルで生きるにしても、パートナーや子どもを持つにしても、自分でその生き方を選んで決めましょう。

 それをいつでも選べる──違うなと思ったら、その生き方を変えられる。そんな余裕を持ってほしいと思います。

(次回は「自分の内に潜むダークサイドを癒す」について)

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