システム手帳を“紙のスマホ”として再評価する手帳2013(2/2 ページ)

» 2012年11月29日 13時35分 公開
[舘神龍彦,Business Media 誠]
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自作リフィルはシステム手帳が元祖

 リフィルの自作もシステム手帳から始まった考え方だ。リフィル自作ソフトはフリーソフトもあるし、市販ソフトもある。これらで飽き足らなければ、WordやExcelなどを使ってデザイン、プリントすることもできる。

リフィル自作用フリーソフト「ozprint」。用紙指定から時間軸、六曜の有無などまでかなり細かな設定ができる
レイメイ藤井の「システム手帳職人」。各種テンプレートを内蔵するほか、ExcelやOutlookデータも印刷できる

 最も手軽な自作リフィルの試し方は、ネット上にアップされているものをダウンロードして印刷することだ。誠 Biz.IDでもその種のテンプレートを各種提供している。

 このように、欲しいリフィルがなければ自分で簡単に作れる。また、既製品、フリーソフト、市販ソフト、Web上のPDFファイルなど、リフィルは豊富にある。

バインダーを使い続けるスタイル

 バインダーも魅力の1つだ。綴じ手帳の場合は1年使ったら翌年はカバーごと新しいものにする例が多い。システム手帳の場合は、バインダーをそのままにリフィルを入れ替えるだけでいい。年末であっても、翌年分のリフィルを入れるだけでいい。

 こうやって何年も使っていくとバインダーに次第に愛着がわいてくる。これも綴じ手帳にはあまりないことだろう。

 システム手帳にはこのように、独自の機能と楽しみ方がある。根強い利用者たちは、多機能性以外にこういった魅力を十二分に理解して使っているのだと思える。

 もし市販の綴じ手帳に飽き足らなければ、システム手帳を使ってみてはどうだろうか。綴じ手帳にはない魅力、メリットが必ず見つかるはずだ。

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