システム手帳のリフィルやルーズリーフなどはドキュメントスキャナとの相性がいい。しかし、スキャン後にPC画面で見開き表示するためには、ちょっとしたコツが必要なのだ。
システム手帳のリフィルやルーズリーフなど、最初からページがばらばらになっているノートは、ドキュメントスキャナとの相性がいい。
バインダーなどに綴じられた状態では、普通のノートと同じように記入できる。そしてバインダーから外せば、ドキュメントスキャナで両面を一気にスキャンし、PDFファイルにできるからだ。この両面同時という点が、スマートフォン用メモ帳との違いだ。
そして、このスキャニングにはコツがある。
スキャニング時と、表示時の設定をちょっと知っているだけで、見開きで書いたページをきちんと画面上で確認できるようになるのだ。
以下、手順を追っていこう。なお今回は、バイブルサイズのシステム手帳用リフィルを例に使った。綴じる側が左であれば、ルーズリーフでも切り取り式ノート(コクヨS&Tの「フィラーノート」など)でもやり方は同じだ。
まずスキャナの設定からだ。今回はPFUのScanSnap S1300iを利用する。
付属のスキャニング設定ユーティリティー「ScanSnap Manager」の画面を開く。「読み取りモード」の「読み取り面の選択」では、[両面読み取り]を選択する。ファイル保存形式はPDFだ。
次にスキャニングするリフィルを用意する。今回は2枚のリフィルを連続スキャンし、見開きがきちんと画面上で見られるようにしよう。分かりやすくするために記入面にページ番号を振ってみたのが次の写真だ。
バインダーに綴じたときの右ページから始まり、左ページで終わる。見開きは1つしかないが、裏表に書いたページが2つ連続すると言えば分かるだろうか。また2ページ目と3ページ目が連続の見開きになっている。
これをスキャンする。1と書かれた面を下にして、リフィルの穴は左にしてスキャンする。S1300iの青いスキャニングボタンを押せば、すぐに作業は完了する。
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