ドラッカーの言葉に「変化はコントロールできない。できることは、先頭に立つことだけである」という言葉がある。変化が激しい世の中において、楽しみ続けるためには、自らも成長し続け、変化の先頭に立つことが求められる。
8月29日に改正高年齢者雇用安定法が成立し、60歳を超えても働く意欲のある従業員の継続雇用が義務付けられることになった。近い将来、70歳まで延長される日もくるのではないだろうか? 22歳で働き始めたとするならば、50歳でもまだ社会人生活の半分を少し過ぎた時点に過ぎない。これまで20年間の変化を考えた時、20年後の世の中においてもその時代において楽しむことができる自分に成長していることが必要である。50歳になっても60歳になっても成長し続けることが、人生を楽しむポイントであると思う。
成長こそが最大の自己防衛であり、人生を最大限に楽しむポイントなのだ。
松下幸之助の「水道哲学」をご存じだろうか? 簡単にいえば「誰もがただに近い感覚で水道水を享受できるのと同じように、誰もが安価に電化製品を享受できる世の中にしたい」といった考えである。
私は次のように考えている。「誰もが、イキイキと生きる権利を持って生まれてきている。全ての人がイキイキと生きるという権利を享受できる世の中にしたい」と。
組織とは、結局は人の集まりでしかない。組織に閉そく感があるのではない。組織で働く人に閉そく感があるのだ。一人ひとりがイキイキすれば、組織も活性化していく。
同様に日本という国においても、一人ひとりの国民の集団である。一人ひとりが元気になることで、日本も元気になっていく。今回の連載が、皆さんが自分らしい人生を送るヒントになれば幸いである。
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