iPadを持って劇的に変わった私のスケジュール管理法超iPadバカ(2/2 ページ)

» 2013年01月24日 10時00分 公開
[美崎栄一郎,Business Media 誠]
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メールと連携すれば文字入力なしで登録完了

 iPadでスケジュール管理をしていて便利なのは、打ち合わせの日程などメールで送られてきた予定を転記するときです。紙の手帳の場合は、予定の日時のページを開き、ペンを取り出して書き写すことになります。一方、iPadのデジタル手帳の場合は、メールに書かれた日時をタップするだけでカレンダーに予定が登録できる「イベントを追加」画面に自動的に切り替わります。

 日時をタップ、「イベントを作成」をタップして、内容に間違いがなければ完了のボタンを押すだけ。メールのタイトルがそのままイベントのタイトルになりますので、このままでは都合が悪い場合は、修正してください。私は、そのままにしていることもしばしばです。予定として分かりさえすればいいので、それでもあまり困ることはありません。

 実際のフローとしては、日時の登録の前にメール全文を選択してコピーしておきます。そのあと、予定登録したい日付のところをタップします。そしてメモの欄にメール全文をそのままペーストします。タイトルは編集しませんが、変更したい項目があれば、訂正します。

 メールを使った予定の登録は、これで終了。予定をタップすれば、メモにメール全文が入っていますから待ち合わせの場所や打ち合わせの詳細も確認できます。

  1. メールが届く
  2. 全文をコピーする
  3. メール内の日付をタップする
  4. メモ欄にペーストして保存

 この4つをやるだけなら、1文字も入力せずに予定入力は完了。iPadでメールから日付タップでスケジュールを登録できるのはホントに快適です。

メールと連係すれば入力も楽ちん

 デジタルツールと名前が付いていても、以前はメールに記載された予定の日時もいちいち入力する必要があり、これが意外と面倒なものでした。メールやメモ帳に記載された日付をタップすれば予定として入力される機能がiOSに搭載されたことで、私はデジタル管理がやっとできる時代になったのだと実感しました。

 手帳管理を面倒にしていたのは、入力でした。今や、相手が入力してくれたメールのテキストデータがあるわけですから、これをフル活用するのがデジタル手帳術のポイントとなります。

 入力するのに便利なアプリも登場しました。「音声認識メール」というアプリです。iPadのマイクに向かって予定をしゃべればいいだけ。

音声認識メール クラウド

音声認識技術を利用してテキスト入力を支援するアプリ。声に出してしゃべるだけでメールの本文を作成できる。あとからキーボードで誤認識や文字の間違いを訂正すればいい。日時を発話するだけで時間がセットされるなど、カレンダーにも対応した。Twitter、Evernoteにそのまま投稿できるなど各サービスとの連携も進んでいる(開発: Advanced Media)


 「12月15日は、『超iPadバカ』発売日」と音声認識メールのアプリに向かって話せば、テキスト化してくれます。認識率は非常に高いです。日付+「は」+「用件」で話したあと、他のアプリへ送るための矢印ボタンをタップ後、カレンダーに送る機能を選びます。しゃべった日時をそのまま登録できるので、入力のために文字を最初から打つ必要はありません。

予定をしゃべるだけで入力してくれる音声認識メール

 時間まで決まっている場合は、「11月15日11時から17時までは、アスコムで打ち合わせ」のように時間も指定しておけば、開始と終了時間も入力された状態で予定が作られます。

 時代は進んでいます。予定入力も楽ちんになりました。

著者紹介:美崎栄一郎(みさき・えいいちろう)

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会社員時代から文房具が好きで、文具術や仕事術に関する書籍を複数出版し、勉強会なども主催。2011年にフリーランスとなり執筆や全国で講演活動などを行っている。本連載の基となった書籍『超iPadバカ 2000種類のアプリをためした男のすごい活用術』(アスコム刊)のほか、著作に『結果を出す人はノートに何を書いているのか』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション刊)『iPadバカ』(アスコム刊)、『アイデアは才能では生まれない』(日本経済新聞出版社刊)、『がんばる人ほど見落としている気づかいの極意』(フォレスト出版刊)などがある。


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