小学2年生とアイス作り、そしてゲームをする中でマルチタスクについて、あらためて考える機会がありました。
システムコンサルタントの長谷川渉です。先日、ひょんなことから、仕事の効率化について学ぶことがありました。マルチタスクのことなど、あらためて考えるよい機会になりましたので、ここで紹介したいと思います。
一郎くんは親戚の子どもで、小学2年生の男の子です。まずは2人で一緒にアイスクリームを作っているシーンから……。
一郎くん ね、これ開けて? (ホイップクリームを2個、手渡される)
私 はーい(牛乳パックを開けるのと同じように、口を開けてあげる)。これでいい(2個とも開けて、一郎くんに渡す)?
一郎くん あれー、2個一緒に開けちゃったの? (不思議そうに見ている)
私 だって、それ(ボウルを指さし)に2個とも入れるんでしょ?
一郎くん そうだよ。でも、いつもは1個ずつだもん(と言いながら、右手だけで1つホイップクリームを持って、ボウルに入れようとする)。
私 ねー? これさ、左手にも1つ持って、同時に入れたらどうかな〜?
一郎くん わぁ! いっぺんに入っちゃうね(なんだかうれしそう)! こぼさないようにって、いつも1つずつやってたんだよね!
私 なるほどー。丁寧にやってたんだね、一郎くんは。でも、慣れてきたらこっちのほうが同じように丁寧にできて、しかも早いと思わない?
一郎くん うん、こうすれば、2回が1回になるもんね! そうだ! たまごも両手でやってみようかな。
私 あーーーー(ぐちゃっと潰れたたまごを見ながら)! それは慣れてからに、しようね?
一郎くん あー! そっちじゃなくて、もっと上! (テレビ画面の中、キャラクターの位置を指示しながら)
私 んー、難しい。うまくできないや。(悪戦苦闘中)
一郎くん しょうがないなあ、ほら、貸して(私のコントローラーを手に取って操作する)? ね、こうすれば簡単でしょ?
私 でも、ほら、一郎くんが落ちちゃったよ? (画面の中で、一郎くんのキャラクターが落っこちてしまっている)
一郎くん あ! しまったあ。これも同時にできればいいのにー。(先ほどのホイップクリームのことを言っているようだ)
私 ゲームのコントローラーは、同時に使うのは難しいんじゃない? それにどっちかのキャラクターでクリアしたほうが、楽しいと思うけどなーこのゲーム。
一郎くん そうなんだけどー、ヘタクソなんだもん! (私の操作が下手過ぎてダメ出しされています)
私 ゴメンゴメン、もうちょっと頑張るからね!