転職、新卒で初めての職場に行く人へ――5つのアドバイス3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2013年03月22日 11時21分 公開
[Thorin Klosowski(訳:吉武稔夫、合原弘子/ガリレオ),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]
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何でも質問しよう

 学校で教わったことの中で、社会に出ても役に立つものが1つあります。人に質問するのは大切だ、ということです。最初のころ上司や同僚は、仕事を正しくやる以上のことをあなたに望んでいません。そのために一番いい方法は、作業を始める時になんでも尋ねてみることです。答えをきちんと聞き、伝達ミスが生じないように、補足の質問をしましょう。自分の仕事の進め方が正しいのかどうか自信が持てない時は、上司に進ちょく状況を簡単に報告してください。そうすれば、もしあなたが間違っていた場合、正しいやり方に引き戻してくれるでしょう。

 必要な時には質問すべきですが、やり過ぎは禁物です。学びたい姿勢は素晴らしい資質ですが、自ら判断することも大切です。基本を理解し、自分に何が求められているかが分かったら、自分なりの近道を探してみてください。上司にまとわりついて、ささいな判断についていちいち助言を求めるのはやめましょう。

 その段階を過ぎたら、「次は何をしたらいいですか?」と尋ねてみましょう。あなたが1つの仕事を終わらせ、次の仕事にとり掛かる用意がある、と知って喜ばない上司はまずいません(もっといいのは、次にやるべき仕事を見つけてすぐにとり掛かることですが)。背伸びをして仕事を引き受けすぎないことも大切ですが、新入社員にとって望ましい資質の1つは、暇な時間を作らない、「仕事をテキパキ行う」心掛けです。会社に慣れてきたらリラックスする時間も持てるでしょう。けれども、今はまだその時ではありません。

 質問をたくさんしても、間違えることはあるでしょう。それはまったく問題ありません(同じ過ちを繰り返さない限り、ですが)。オフィス中を巻き込むような大失敗でもしでかさない限り、上司は最初、少しくらいの失敗なら見逃してくれるはずです。間違えた時には正直に報告し、どうすればよかったのかを尋ねましょう。そして、必ずその失敗から学んでください。

燃えつき症候群に注意し、兆候があったらすぐに対処しよう

 働き始めの時期は、キャリアアップのことしか考えられなくなりがちです。どんなに若い人でも、働きすぎるとやがて燃えつき、仕事がうまくいかなくなります。

 新たな職場で成功するには会社への忠誠心を示さなければ、と思うかもしれませんが、長く働きすぎるとかえって生産性と創造性が損なわれてしまう可能性があります。常に、次のことを念頭に置いてください。

働き過ぎに気付こう

 十分な睡眠も休憩もとれないまま働きすぎていると、最後にはストレスがたまってしまいます。新しい会社に入って最初のうちは、2週間の休暇を願い出ることなど難しいでしょう。だからと言って、1日の休暇も取れないわけではありません。

1日に何回かは休憩をとろう

 社会に出たばかりの人にとって、ワークライフバランスを維持するのはとても難しいことです。最初のうちは長時間労働になることも多いでしょう。収拾がつかなくなり始めたら、短い休憩をとって自分を少しねぎらいましょう。ちょっと休憩したからといって、締め切りがタイトな16時間労働から逃げられるわけではありませんが、少なくとも正気を保つことはできるでしょう。

病気休暇をとろう

 会社から信頼できる人間だと見てもらいたいとき、病気休暇を取るのはそれと正反対の行動のように思えます。けれども、あなたが本当にひどく具合が悪い時、仕事を一緒にしようと望む人などいません。できる上司なら、本当に病気の時はちゃんと休ませてくれるはずです。ですから、インフルエンザに掛かったけど頑張って仕事に行かなければ、などと考える必要はありません。職業倫理を貫いて信頼を得ると同時に、それでもヘタらないよう必要な休息を取る。そういった、絶妙なバランスが必要です。


 初めての職場は、仕事がこなせることを示すだけでなく、人脈を築いたり、仕事全体のコツをつかんだりする場でもあります。あなたにとってそこが最後の職場ということはないはず。できるだけたくさんのことを学ばせてもらいましょう。

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