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» 2013年03月28日 12時00分 UPDATE

田中淳子の人間関係に効く“サプリ”:社内で「ありがとう」と言ってますか? 5文字の効果を試してみよう (1/3)

「社内で『ありがとう』という感謝の言葉がない」――。人は褒められたり、感謝されたりするだけで、モチベーションがアップするのに、なぜこの5文字を言わないのか。

[田中淳子,Business Media 誠]

田中淳子の人間関係に効く“サプリ”:

 職場のコミュニケーションに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。「上司にこんなことを言ったら怒られるかもしれない」「部下には気をつかってしまうし」――。

 本コラムでは、職場で役立つコミュニケーション術をご紹介します。具体例を挙げながら「なるほど! こういうやり方があるのか」「これなら自分でもできるかもしれない」と感じてもらえるよう、筆者が見聞きした出来事をちりばめています。

 明日から……ではなく、いますぐに試すことができる「コミュニケーションのヒント」をご紹介しましょう。


 入社3年目の人が、仕事に対するモチベーションの低下について苦笑交じりに話してくれた。「自分なりにがんばっているつもりなのに誰からも感謝されない。『ありがとう』と言ってほしいけど、言ってくれないんです!」。

 「ありがとう」なんてたった5文字でいつでも使える言葉なのに、案外言わない人が多いのかもしれない。

 「仕事なんだからやって当たり前」と思ってしまうと、つい「ありがとう」と言い損ねてしまうことがある。特に上司が部下に「ありがとう」ということは少ないようである。でも「仕事だからやって当たり前」だとしても、人は誰かに感謝されてやりがいを感じたり、やってよかったと達成感や満足感を味わったりするものだろうと思う。自分が誰かの役に立っている、自分の存在が何かに貢献しているということを意識できたほうが気持ちよく、前向きに働くこともできるというものだ。だから「仕事だからあたり前」であっても、「ありがとう」と伝えることが相手のやる気を引き出し、次への活力を生み出すことにつながるはずだ。

 その点、私の上司たちは、なかなかステキな人たちぞろいで、部下によく「ありがとうございます」と丁寧に声をかけてくれる。

 例えば、遠くに出張するような場合、「忙しい中、夜の移動で大変ですけど、よろしくお願いします」と出かける前に言ってくれるだけではなく、仕事を終えて報告すると、「お疲れさま」より先に「ありがとうございました」と声をかけてくれる。

 上司が替わっても同じように言われることが多いので、おそらく社風なのだろう。上司たちはみな私より若いが、私が年上だから丁寧に「ありがとうございます」と言うわけではなく、観察していると、若手に対しても同じように「ありがとうございます」と声を掛けている。こういうことは、いつまでも引き継がれていくといいなあ、と思っている。

yd_egao.jpg 社内で「ありがとう」と言えてますか? (写真と本文は関係ありません)
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