スキャナーアプリを利用する方法もある。例えば「ターボスキャン」(App Store)「CamScanner」(App Store/Google Play)などだ。
2つとも手書き文字の画像データ化に特化しており、撮影時のストロボやコントラスト補正、トリミングができるほか、ファイル形式をJPG、PDFから選択できる。撮影後は、設定したメールアドレスにデータを送信できる。
今回紹介したアプリは、ほんの一例だ。各アプリはさまざまな機能を搭載しているので、使っていくうちに自分なりのスタイルが見えてくるだろう。例えばEvernoteアプリには撮影時に格子を表示させる機能がないが、描くときに方眼のメモ帳を使っていれば自然と正面からの図が撮影できる。
情報を記録したメモの保存は大切だ。そして、それはいかに再利用できるようにするかにかかっている。今回紹介した各アプリはそれを手持ちの文具でできるようにしてくれる。もしまだ、スマート文具を使っていないのなら、こうした方法で試してみてもいいだろう。
手帳評論家・デジアナリスト。最新刊『使える!手帳術』(日本経済新聞出版社)が好評発売中。『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)は台湾での翻訳出版が決定している。その他の主な著書に『手帳進化論』(PHP研究所)『くらべて選ぶ手帳の図鑑』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)『システム手帳の極意』(技術評論社)『パソコンでムダに忙しくならない50の方法』(岩波書店)などがある。誠Biz.IDの連載記事「手帳201x」「文具書評」の一部を再編集した電子書籍「文具を読む・文具本を読む 老舗ブランド編」を発売
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