ほかにもできることがあります。優先順位とエネルギーの使い方を明確にできたら、「生産性」という言葉の定義を見直し、以下の2点を考えてみてください。
私たちは、リフレッシュのために休憩する必要があるだけでなく、自分の気持ちを確認し、自分が成し遂げたことをお祝いし、ふりかえって学ぶためにもペースダウンしてひと休みしなければなりません。
Brene Brown氏は、人が忙しくあり続けようとするのは、習慣と不安からだと説明しています。そして「疲れをステータスシンボルのように考え、生産性を自尊心に結び付ける」のをやめ、何が大事なのかを考えるよう勧めています。
めちゃくちゃに忙しい状態から休息状態に移ると、私たちは自分を元気付けてくれるものや、やる気を起こさせてくれるものを見つけなくてはなりません。それらを見つけてください。私たちには、仕事から離れるだけでなく、ほかの人から世話を焼いてもらう資格があります。私たちにとって本当に意味があるのは何でしょうか? 私たちは何がしたいのでしょうか?
Anil Dash氏が見事に説明している通り、「取り残されることに不安を感じる」の反対は「取り残されることを喜ぶ」です。目の前のことに注意を向ければ、自分でコントロールできますし、喜びを見いだすこともできるでしょう。
私を感動させる物や私を突き動かす物、そしてやがては消えてゆく思い出に対して抱く愛着などの管理は、自分自身で行うべき大切な作業です。携帯電話に入っている気まぐれなアプリなんかに任せることはできません。
もっと喜びを感じましょう。どうすれば仕事を減らせるかを学んでください。もっと「ノー」と言い、忙しさに「ノー」を突きつけ、もっと心から「イエス」と言えるようにして、あれこれと手を広げるのはやめにしましょう。
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