手書き帳票も即座にデジタル化――「SkyDesk PhotoNote」に有料メニュー

富士ゼロックスは「SkyDesk」の提供メニューの1つで、手書きメモなどのアナログ情報を電子化する「SkyDesk PhotoNote」に有料メニューを追加した。

» 2013年05月15日 12時40分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 富士ゼロックスは5月14日、企業向けコミュニケーション支援ツール「SkyDesk」の提供メニューの1つで、手書きメモなどのアナログ情報を電子化する「SkyDesk PhotoNote」に有料メニューを追加した。

 SkyDeskは、グループ登録したユーザー間でメールやチャットができるコミュニケーション機能のほか、名刺管理機能、CRM(顧客管理)機能などを備えたサービス。メンバー数3人までは無料で利用でき、最大300人まで拡張できる有料プランも用意している。

 SkyDesk PhotoNoteは、4月16日から無償提供していたメニューで、専用のAndroidアプリ(iPhone版の提供は未定)またはデジタルカメラで撮影したデータをSkyDeskのサーバにアップロードすると、ほぼリアルタイムで画像処理、表構造抽出、OCR変換、表形式変換を行いデジタル情報として格納するもの。

SkyDesk PhotoNoteの活用シーン例

 今回提供を開始した有料メニュー「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」は、無料メニューで対応していた印刷物、手書きメモ、ホワイトボードなどのアナログ情報の電子化に加え、表形式の紙帳票を電子化して、SkyDeskの表計算メニュー「SkyDesk Sheet」とMicrosoft Excelで活用できる機能を追加した。

 例えば営業、販売現場で表形式の紙帳票に手書きした顧客情報を「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」で電子化し、顧客管理メニュー「SkyDesk CRM」に入力することで効率的な営業、販売活動につなげるといった使い方ができる。

利用状況に応じてレコード枚数を追加

 大規模企業向けに、電子化のアップロード数を5000単位で追加できるメニューも用意している。無料版では100枚に制限しているところを、組織メンバーの増加やサービスの利用状況に応じて追加が可能だ。

 料金は、「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」が1ユーザー当たり6カ月で1680円。「SkyDesk PhotoNote追加容量」が同1260円。

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