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» 2013年05月20日 12時15分 UPDATE

3分LifeHacking:Webページ上で特定の単語を見えなくする「WebAborn(ウェブあぼ〜ん)」を活用する

インターネット上で、特定の単語が含まれたWebページを目にしたくない場合は、WebAborn(ウェブあぼ〜ん)を使ってフィルタリングすれば、段落単位で非表示にできる。

[kizuki,Business Media 誠]
shk_web01.jpg 「WebAborn(ウェブあぼ〜ん)」トップページ。「あぼ〜ん」の語源は、2ちゃんねるで特定のレスを非表示にする表現に由来する
shk_web02.jpg まずは作成フォームでNGワードおよび置き換え文字列を指定する。置き換え文字列は初期設定では「あぼ〜ん」となっているがここでは分かりやすいように「【NG】」に変更している。今回は後述の「羅生門」での置換を前提に、文中で頻出する「死骸」という単語をNGワードに指定

 インターネット上で、特定の単語が含まれたWebページをあまり目にしたくないケースはどんな人にもあるだろう。暴力的で下品な表現、性的な表現など生理的に受け入れられない言い回しを非表示にしたい場合もあれば、自分と意見が合わない特定論者の発言を視野に入れたくないケースもあるかもしれない。クリエイターであれば、自分の作品について批評しているブログや掲示板を避けて通りたいケースもありそうだ。

 こうした場合に役立つのが「WebAborn(ウェブあぼ〜ん)」だ。これを利用すれば、指定したNGワードを含む段落を、Webページ上で非表示にできる。JavaScriptによるユーザーサイドスクリプトとして配布されるこの「WebAborn」をブラウザに組み込んでおけば、インターネット上を巡回していても特定の単語を目にせずに済むというわけだ。

 ユーザーサイドスクリプトということで、セットアップはやや癖がある。まずはWebAbornのサイトにアクセスし「作成フォーム」の欄にNGワード、「置き換え文字列」の欄に置換する文字列を入力。完了したらダウンロードボタンを押し、「WebAborn.user.js」をダウンロードする。これをブラウザに組み込めば、以降表示するあらゆるページでNGワードが非表示(正確には別の文字列への置換)になる。

shk_web03.jpg ユーザースクリプトファイルをダウンロードしたところ。インストール方法はブラウザによって異なっており、Chromeの場合は機能拡張の画面にドラッグアンドドロップする

 スクリプトの組み込み方はブラウザごとに異なる。詳しくは配布元が用意している解説ページを参照してもらうとして、ワンクリックでダウンロードしてインストールする機能拡張に比べると手間はかかるが、作業そのものはそう難しくはない。NGワードを追加するたびにスクリプトを再生成しなくてはいけないのがやや面倒だが、次から次へと新しいNGワードを追加するといった使い方でなければ、許容できる範囲だろう。

shk_web04.jpg Chromeでは拡張機能の一つとしてインストールされる。とくにブラウザを再起動する必要もなく、ドラッグアンドドロップしてすぐに利用できる

 1つ注意したいのは、非表示になるのは単語単位ではなく、タグで囲まれたブロック単位であること。単語だけが非表示になった場合、前後の文脈から何が書かれていたか判断できる場合も少なくないが、ブロック単位、つまり段落ごと見えなくなることでそうした危険もなくなる。この辺りは「あぼ〜ん」の語源になった2ちゃんねるの仕様に通ずるものがあるが、実際に使ってみるとかなり大胆に非表示にされることで意味が通じなくなることも多い。できれば単語単位で置換するオプションもほしいと感じる。

shk_web05b.jpg 今回利用するサンプルは、青空文庫で公開されている芥川龍之介の「羅生門」。NGワードとして指定した単語「死骸」が文中に頻出している。画像右側はスクリプト導入後のページ。「死骸」というワードが「【NG】」に置換されている。置換は単語単位ではなく、タグで囲まれたブロック単位で行われる。青空文庫だと、直前のふりがなタグから次のふりがなタグの間までが置換対象となる(他のタグの場合もある)。ややクセのある仕様だ

 また、NGワードの置換はページ全体が読み込まれてから実行されるので、読み込みの途中でページに目を通すと、うっかりNGワードを目にしてしまう危険がある。このように使い勝手にそれなりに癖はあるのだが、ページ上のNGワードをさまざまなブラウザ(Internet Explorerは除く)で手軽に非表示にできるツールはそう多くはないので、使い方によっては非常に有用だ。目にしたくないNGワードで日々悩まされている人は、ネットの巡回を快適にする方法の1つとして試してみてはいかがだろう。

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