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» 2013年05月22日 10時00分 UPDATE

手帳2014:目標はEDiTのブランド化――デザインダイアリーのマークスが目指すもの (1/2)

2012年の文具大賞を受賞した手帳ブランド「EDiT」で知られ、文具や雑貨などを総合的に展開しているマークス。2014年に予定している手帳関連の話題を聞いた。

[舘神龍彦,Business Media 誠]

 マークスは今でこそ手帳や文具、雑貨を手掛けているが、その前身は編集プロダクションだ。1999年に初めてダイアリーの制作、販売を開始。ハイセンスなデザインがうけ、2003年ごろから海外からの問い合わせや注文がWeb経由で来るようになった。そして2008年、パリに販売子会社と物流センターを開設。翌年にはフランス国立現代美術館(ポンピドー・センター)のミュージアムショップで売り上げが2位になるなど、国内外で高い評価を得ている。

shk_marks00.jpg 現在発売中の2013年版EDiTの定番カバー「Souple(スープル)」ラインアップ(2014年版は色変更あり)。全12カラーで、各3360円。画像はマークスのWebサイトから

EDiTを幅広い年齢層の男女が支持

 マークスが販売するダイアリーの主力製品は2つある。1つは「EDiT」、もう1つは「MY STYLE AGENDA」だ。

 EDiTは2012年の国際文具・紙製品展(ISOT)でデザイン部門グランプリを受賞した、1日1ページフォーマットの手帳。特に2012年はスマートフォンサイズのB7版も登場し、ユーザーを増やしている。

shk_marks01.jpg 人気のダイアリー「EDiT」の各サイズ。左上からA5、B6、B7、B6スリム

 「月間ブロック」+「1日1ページ」の構成は、ほぼ日手帳が登場して以降人気の組み合わせだ。そしてEDiTはマークスのお家芸ともいえるスタイリッシュな感覚を持ち込みスマートに仕上げている。加えて、ドット罫線や月間目標ページなどの工夫がある点もユーザーに支持されているのだろう。


shk_edit02.jpgshk_edit03.jpg 画像左はEDITの年間プランページ。年間ビジョンや大まかなプラン、各月のイベント記入欄がある。画像右はEDiTの月間プランページ。月のテーマやプラン、各種記録欄がある

2014年版は専用紙を開発

 そんなEDiTだが、2014年版はどのように進化したのだろうか。

 まず紙が変わった。1日1ページフォーマットの手帳はページ数が多くなってしまう上、裏移りのしにくさを考慮した紙を採用すると厚みが増して、手帳自体が重くなってしまうところが課題となっていた。

 そこで今回は王子製紙と専用の紙「NEO AGENDA 2 for EDiT」を共同開発。裏抜けのしにくさは6%アップし、重量は5%軽くなった。ページ数トータルでは、10グラムの軽量化に成功したという。

 もう1つの変わった点は、新しいサイズを2つ追加したこと。A5とB6スリムだ。A5はユーザーからの要望が高かったようで「EDiTのフォーマットでより多くのことを記録したい声に応えた物」(同社広報の片岡さん)だという。

 B6サイズの方は、スリム型のマンスリータイプだ。B6よりスリムなボディは縦開きの月間ブロック記入欄に加え、132ページのドット方眼メモが付いている。今回の新サイズの登場で、EDiTは全4サイズとなる。


shk_edit04.jpgshk_edit05.jpg 画像左はEDITBのB6スリムマンスリーの月間ページ。縦開きで使う。画像右はメモページ。ドット方眼を採用

 今後の課題は総合ブランド化だそうだ。「EDiTのブランド名は広く浸透しつつある。手帳の総合ブランドとしてユーザーの声に応えられるようなものを作っていきたい」(片岡さん)。

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