沖データの5年間無償保証/メンテナンス複合機にA4カラー機、性能はA3機並仕事耕具

沖データは、A4カラーLED複合機「MC780dnf」「MC780dn」2機種を発表した。5年間の無償保証とメンテナンス品無償提供付きブランド「COREFIDO(コアフィード) 2」シリーズの製品で、価格は47万400円と38万6400円。

» 2013年05月22日 18時50分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 沖データは、A4カラーLED複合機「MC780dnf」「MC780dn」を発表した。MC780dnfを7月下旬、MC780dnを8月中旬に出荷開始する。価格はフィニッシャートレイありのMC780dnfが47万400円、トレイなしのMC780dnが38万6400円。5年間の無償保証(購入日から5年以内の発生した故障は無償で修理)とメンテナンス品無償提供付きブランド「COREFIDO(コアフィード) 2」シリーズのラインアップを拡充した。


プリンタ、コピー、ファックス、スキャナの各機能を搭載したA4複合機。左がMC780dnf、右がMC780dn。操作パネルには、9インチのカラータッチパネルを採用

A3印刷は本当に必要ですか?

 MC780dnf/780dnは、A3カラー複合機と同等の機能や拡張性を備えながら、コンパクトかつ低コストで運用できる点が特徴のモデル。沖データの調査によると、国内オフィスの多くはA3やB4サイズの印刷に備えて高価格、高性能なA3カラー複合機を導入する傾向にあるものの、実際はオフィス文書の大半がA4サイズであり、A3/A4の印刷枚数を比較すると約94.3%がA4サイズであることが分かったという。「現在導入しているA3複合機をA4機に置き換えることで、コストカットに加えて1台当たりの共有人数を減らす(=印刷待ち状態の改善)効果が期待できる」(OKI)という。



 また本モデルは、東芝テックと共同開発したオープンAPIを初搭載した。同社と機密保持契約を交わせば基本的に誰でもAPIの提供を受けられるので、ユーザー企業はシステムインテグレーター(SIer)などを通じて、ワークフロー改善や特定業種に向けたソリューション提供を受けられる形となる。

 印刷速度は毎分40ページ、両面印刷で毎分32ページ。大きさはMC780dnfが522×604×811ミリ、重さは約60キロ(消耗品を含む場合)。MC780dnが522×604×675ミリ、重さは約50キロ(消耗品を含む)。

機種名 印刷速度(A4、毎分) 印刷解像度 最大給紙枚数
MC780dnf/MC780dn 40枚(片面)/32枚(両面) 600×600dpi(32階調)、600×1200dpi(2階調) 690枚(オプショントレイ利用で最大3090枚)

オフィスソリューション市場にも事業を拡大

 記者会見では平本隆夫社長が事業戦略を発表。同社ではプリンタ事業において国内市場をはじめ欧州・中東、アジア、米州のワールドワイドに展開している。2012年度はワールドワイドで前年比1.2倍、国内で1.3倍の増収となった。特にLED方式の印刷技術を搭載したモデルやCOREFIDOシリーズが好評で、今後も主軸としていく方針だ。加えて、新たな事業領域としてオフィス向けソリューション市場への拡大も視野に入れているという。

5月22日に開催した発表会には、新製品のテレビCMキャラクターの菅野美穂さんが登場。CMのキャッチフレーズ「現場に、愛を。」を引き合いに「私も愛を持って、(現場で)頑張る皆さんを応援します」と話していた

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