5色印刷にも対応――沖データ、デザイン・DTP向けプリンタ「MICROLINE VINCI」3機種仕事耕具

沖データは、デザイン・印刷市場向けLEDプリンタの新ブランド「MICROLINE VINCI」の3機種を発表。5年間の無償保証/メンテナンスに加えて、専用コール窓口でのサポートと当日オンサイト修理が受けられるサービスが付く。

» 2013年05月22日 20時20分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 沖データは5月22日、デザイン・印刷市場向けLEDプリンタの新ブランド「MICROLINE VINCI(マイクロライン ヴィンチ)」を発表した。1990年に発売した「MICROLINE」シリーズの後継ブランドで、VINCIは芸術家のレオナルド・ダ・ヴィンチに由来する。

 MICROLINE VINCIブランドの新機種は、沖データとして初の5色トナーを搭載したA3ノビ対応カラーLEDプリンタ「C941dn」と、4色トナーを搭載した「C931dn」「C911dn」の合計3機種。価格はC941dnが146万7900円、C931dnが94万2900円、C911dnが52万2900円。7月中旬から順次出荷する。

ホワイト/クリアを追加

 C941dnが対応した5色トナーは、従来のCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)にホワイトまたはクリア―が選べるというもの。ホワイトやクリアーの印刷機能は、主に商業印刷で利用する大判インクジェットプリンタやプロダクションプリンタが対応しているが、高額で設置幅もあるため、自社内で導入するよりは専用業者に外注するケースが多い。それがC941dnを購入することで内製化を図れるというわけだ。

C941dn

 全機種共通で、厚紙や転写フィルム、特種紙などさまざまな用紙に対応しているのが特徴。パッケージやPOPの従来のラフ制作物だけでなく、実際に制作したい素材での試作やTシャツやマグカップなどの販促ツールを内製化できる。これまで外注していたような校正や光沢の工程も内製化が可能になるので、納期の短縮化が期待できそうだ。

 印刷速度は、A4横送りの場合でカラー片面が毎分50枚(ホワイト利用時は毎分45枚)、モノクロが毎分50枚。印刷解像度は最大1200×1200dpi(2階調)となっている。

 給紙枚数は標準仕様で890枚、増設トレイと大容量増設トレイの利用で最大3210枚まで可能。大きさは699×625×640ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さはC941dnが約91キロ、C931dnとC911dnが約82キロ(いずれも消耗品含まず)。

新サービス「5年間無償保証プラス」

 サポート面では、新たに「5年間無償保証プラス」を提供する。これは同社が行っている5年間無償保証に加えて、専用コール窓口でのサポートと当日オンサイト修理が受けられるというもの(対応機種はC941dnとC931dn)。メンテナンス品を5年間無償提供するサービスも付く。

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