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» 2013年05月23日 11時00分 UPDATE

世界で通用する人がいつもやっていること:気持ちのいい会話を生み出す、アサーション・トレーニングとは? (1/3)

あなたは自分の意見を通したいとき、どういうふうに主張していますか? 世界でも通用する人というのは笑顔で物腰がやわらかく、相手を言い負かすこともなく、それでいて自分の主張はきちんと押し通す。ポイントは、角を立てずに相手を操縦することです。

[中野信子,Business Media 誠]

集中連載「世界で通用する人がいつもやっていること」について

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 本連載は、世界で通用する仕事やコミュニケーションをこなす一流の人たちが実践していることを紹介している、中野信子氏著、書籍『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

 世界で通用する人がいつもやっていることとは、具体的にはどういうことなのでしょうか? 実は、「空気は読まない」「敵を味方にしていく」「適度なストレスを与える」「いつでも仕事が楽しそう」など、ちょっと練習が必要なものもありますが誰もが簡単に身につけることができるものばかりなのです。

 著者の中野氏は、東京大学大学院医学系研究科出身の脳科学者。世界上位2%のIQ所有者のみが入会を許される「MENSA」に所属し、フランス原子力庁勤務の経験もあるという。本書は、世界で活躍する脳科学者・中野信子氏が世界中で出会ってきた、世界で通用する仕事やコミュニケーションをこなす一流の人たちが実践していることを紹介した、今までにない自己啓発書です。本書を通じて、自分を磨くことをどんどん楽しめる人になってください。


著者プロフィール:

中野信子(なかの・のぶこ)

 東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻修了、医学博士。2010年までフランス原子力庁に勤務。世界で上位2%のIQ所持者のみが入会できるMENSAの会員。

 現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。

 学習法だけにとどまらず、音楽と脳、セックスと脳、コスプレと脳、恋愛と脳、人工知能と脳、言語と脳、香水と脳など、従来にない脳の分析も得意とする


日本を代表する技術者は一緒にいるのが楽しい人

 しばらく前に、NHKの『プロジェクトX』という番組が放送されていました。この番組は、戦後の日本で起きたさまざまな開発プロジェクトを取り上げています。成功までの苦難をどのように乗り越えていったのかをドラマチックに描いたことで、大変な人気を博しました。電気製品や自動車などの産業、ダムやトンネルといった土木事業など、題材は多岐にわたります。

 この『プロジェクトX』で取り上げられた1人に、日本の某大手電気メーカーで役員をしていたKさんという人物がいます。世界に冠たる日本の科学技術を、Kさんは地道に発展させてきたのです。Kさんこそまさに、20世紀の「技術大国・日本」をけん引してきた功労者といえるでしょう。

 Kさんは技術畑での仕事をはじめ、アメリカやヨーロッパでの営業、現地法人の立ち上げなどの任務、そして最終的には本社の重要な役職までこなされました。現在は第一線を退かれ、有望な若手実業家を育てるという立場にいます。

 こんなKさんですから、経歴だけ見ると何だかものすごいものがあります。最初に会うときはとても緊張してしまいました。「もしかしたら、怖い人なのかな……」と。

 でも、実際にお会いしてみると、本当に物腰が柔らかでいつも笑顔の素敵な紳士なのです。若い人とカラオケに行くのも大好きなようです。何より、若い人と話をして、いろいろな知識を吸収するのを楽しむというように、好奇心にあふれているのです。機知に富んだ会話で年齢を感じさせず、一緒にいるとこっちまで楽しくなりました。

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