自分と相手の得を考える世界で通用する人がいつもやっていること(3/3 ページ)

» 2013年05月28日 11時00分 公開
[中野信子,Business Media 誠]
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意欲的で若々しい人はいつも新鮮で楽しく見える

『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム)

 「ずっと若々しくいたいから、誰かのためになる大きな仕事をやろう」といっても、Yさんのような大事業ができる立場にある人は少ないと思います。でも「自分がやりたいことが人のためになっている」、あるいは逆に「人のためになることをやると、自分の利益となって跳ね返ってくる」と考えるのは大事です。

 そういうことを見つけて行動してみることは、それほど難しいことではないのではないでしょうか? たとえどんなに小さなことだっていいんですから。

 Yさんは美味しいお店の情報にも敏感で、ガールフレンドを作って食べ歩いたり飲み歩いたりするのも大好き。また、ファッションにも気を配っていて、マフラーや帽子など気の利いた小物を取り入れるのが趣味のご様子。日本人離れしたセンスの良さもあります。いつも新鮮で、見ているほうも楽しいのです。

 大きな仕事だけではなく、こんなささいなところにも「自分がやりたいことをやって楽しむことが、誰かを楽しませることに通じる」という、Yさんの行動原理が貫かれています。

 これまであまり「自分のために何かをすることが誰かのためにもなる」という発想のなかった人は、積極的にこういう視点を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 いつまでも意欲的で若々しい脳を保つためには、自分が楽しむのと同時に誰かを楽しませて、脳が感じる快楽を何十倍にもすることが非常に効果的なのです。


(次回は、「話し上手より聞き上手」について)

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