『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム)
「ずっと若々しくいたいから、誰かのためになる大きな仕事をやろう」といっても、Yさんのような大事業ができる立場にある人は少ないと思います。でも「自分がやりたいことが人のためになっている」、あるいは逆に「人のためになることをやると、自分の利益となって跳ね返ってくる」と考えるのは大事です。
そういうことを見つけて行動してみることは、それほど難しいことではないのではないでしょうか? たとえどんなに小さなことだっていいんですから。
Yさんは美味しいお店の情報にも敏感で、ガールフレンドを作って食べ歩いたり飲み歩いたりするのも大好き。また、ファッションにも気を配っていて、マフラーや帽子など気の利いた小物を取り入れるのが趣味のご様子。日本人離れしたセンスの良さもあります。いつも新鮮で、見ているほうも楽しいのです。
大きな仕事だけではなく、こんなささいなところにも「自分がやりたいことをやって楽しむことが、誰かを楽しませることに通じる」という、Yさんの行動原理が貫かれています。
これまであまり「自分のために何かをすることが誰かのためにもなる」という発想のなかった人は、積極的にこういう視点を取り入れてみてはいかがでしょうか?
いつまでも意欲的で若々しい脳を保つためには、自分が楽しむのと同時に誰かを楽しませて、脳が感じる快楽を何十倍にもすることが非常に効果的なのです。
(次回は、「話し上手より聞き上手」について)
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