成長に差が出るのはなぜ? 成長する人が必ずしているコト明日の私を強くするビジネス元気ワード(2/2 ページ)

» 2013年06月10日 12時40分 公開
[岩淺こまき,Business Media 誠]
誠ブログ
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成功しても失敗しても「結果を分析」しよう

 出ません。ちょっと早めに家を出るか、走って行きます。

リーダー そうだよね、同じ時間に家を出て、同じスピードで歩いたら、また電車に乗り遅れてしまうしね。つまり違う結果を出すなら、違う方法を試す必要があるのが分かるよね。

 確かに、そうですね。

リーダー ここでもう1つ重要なのは「何でこの結果になったか」を分析すること。

 今回の遅刻の理由は「乗り遅れた」だったよね。でも、遅刻の理由が「電車遅延」だったら、別の方法を試す必要が出てくる。例えば遅延しても大丈夫な早い電車に乗るとか別ルートを探しておくとか。つまり、理由によって対策が変わる、ということなの。

 何かを経験した後には「なぜこの結果になったか」を分析し、「次はどうしたらよいか」対策を考えて、次の機会に試すことが必要なんだよ。これを振り返りとか、PDCA(計画→実行→評価→改善)を回すって言ったりするんだ。聞いたことあるよね?

 はい、聞いたことあります。

リーダー それなら、ぜひ試してみて。ちなみにこうした振り返りは、成功しても失敗しても、ちゃんとするのがオススメ。実際は失敗した時にしかやらない人が多いと思ってるけどね。成功した時に振り返ると、再現性が高まるからやっとく方がよいと思うんだ。例えば「相手のペースに合わせて会話をしたから喜んでくれた、だからペースを合わせることを意識しよう」とか、ちゃんと分析しておくと生かしやすいでしょう。こんな風に成功からでも失敗からでも学べるから、やるなら両方からやってみるといいよ。

 そしてリーダーは「はい、プレゼント」と言って、私のアウトバウンドを録音したデータを渡してくれた。この中にはただやみくもに頑張った私の電話対応が録音されている。頑張ることは良いことだと思う。ただ、成功も失敗も分析して戦略的に次に生かすように頑張った方が、もっと効果が望めることが分かった。

 私は早速、録音したデータを聞く準備を始めた。


今日の元気ワード:どんな経験からでも人は学べる。細かく内省し、次に試そう

 ちなみに文中に出てきた名言は、アインシュタインの言葉です。

Insanity:doing the same thing over and over again and expecting different results.

狂気:それは、同じことを何度も何度も繰り返し行い、違う結果を予測することである。

※この記事は、誠ブログ明日の私を強くするビジネス元気ワード:成長に差がでるのはなぜなのか。成長する人が必ずしているコトより転載、編集しています。

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