ランチ直後が狙い目!? 頼みごとを引き受けてもらえる4つの秘訣3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2013年06月14日 10時00分 公開
[Adam Dachis(訳:兵藤説子、合原弘子/ガリレオ),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]
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3.ランチの直後にお願いする

 科学専門誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」に掲載された2010年の論文によると、決断によっては血糖値が大きな影響を与えることが分かっています。相手が空腹の状態の時に頼みごとをすると、断られる可能性が高くなるのです。

 人間心理に関するブログ「You Are Not So Smart」の著者で、同名の著書もあるDavid McRaney氏は、次のように説明しています。

研究グループは、朝食と昼食の直後に、判事が仮釈放を認める可能性が最も高くなることに気づきました。平均すると、判事が食事をとった直後には仮釈放の訴えの約60%が承認されています。この数値はゆっくりと下降線をたどり次の食事を取る直前になると、仮釈放の訴えが認められる割合は約20%まで落ち込みます。体内の血糖値が下がると、仮釈放してその結果を受け入れるという「能動的な選択」を行う意欲が低下し、次の日程まで仮釈放を延期させるという「受動的な選択」をするようになるのです。

 食事にこれほどの影響力があると思うと怖くなりますが、この結果を踏まえて頼みごとをするのは相手がランチ(ご飯)を食べた後にしましょう。血糖値が上がっているおかげで引き受けてもらえる可能性が高くなるはずです。

4.ムダなことまで話さない

 「過ぎたるは及ばざるがごとし」といいますが、これは頼みごとをする時にも当てはまります。話せば話すほど、どうでもいい情報まで伝えてしまう可能性も高まるのです。

 米誌「Forbes」が紹介する次のシンプルなアドバイスを押さえておきましょう。

込み入った内容を話していて相手に理解してもらえない場合は、それ以上複雑な説明を付け足しても効果はありません。話を始める前に少し時間を取り「あなたが伝えたいこと」の本質を簡単に説明する方法を考えておきましょう。

 「お願いしたいこと」が明確になったら、次はそれを簡単な言葉で伝える方法を考えます。ほとんどの頼みごとはシンプルなものですが、私たちは不必要な言葉を加えて複雑にしてしまいがちです。

 自分の希望をすべて相手に受け入れてもらうのは不可能ですが、正しいアプローチを取ることで、その確率は上げられます。

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