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» 2013年06月18日 11時00分 UPDATE

世界で通用する人がいつもやっていること:ライバルの良いところをとことん吸収する (1/2)

あなたには最高のライバルと呼べる人はいますか? ライバルとは足を引っ張り合うのではなく、互いの長所の盗み合いをして高め合える貴重な存在です。そして、その存在に感謝する姿勢が大切なのです。

[中野信子,Business Media 誠]

集中連載「世界で通用する人がいつもやっていること」について

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 本連載は、世界で通用する仕事やコミュニケーションをこなす一流の人たちが実践していることを紹介している、中野信子氏著、書籍『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

 世界で通用する人がいつもやっていることとは、具体的にはどういうことなのでしょうか? 実は、「空気は読まない」「敵を味方にしていく」「適度なストレスを与える」「いつでも仕事が楽しそう」など、ちょっと練習が必要なものもありますが誰もが簡単に身につけることができるものばかりなのです。

 著者の中野氏は、東京大学大学院医学系研究科出身の脳科学者。世界上位2%のIQ所有者のみが入会を許される「MENSA」に所属し、フランス原子力庁勤務の経験もあるという。本書は、世界で活躍する脳科学者・中野信子氏が世界中で出会ってきた、世界で通用する仕事やコミュニケーションをこなす一流の人たちが実践していることを紹介した、今までにない自己啓発書です。本書を通じて、自分を磨くことをどんどん楽しめる人になってください。


著者プロフィール:

中野信子(なかの・のぶこ)

 東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻修了、医学博士。2010年までフランス原子力庁に勤務。世界で上位2%のIQ所持者のみが入会できるMENSAの会員。

 現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。

 学習法だけにとどまらず、音楽と脳、セックスと脳、コスプレと脳、恋愛と脳、人工知能と脳、言語と脳、香水と脳など、従来にない脳の分析も得意とする


ライバルの良いところをとことん吸収する

 フランスの研究所時代に最も仲の良かった同僚、アルジェリア出身の女性研究者、Fさんの話をしましょう。彼女は、アラビア語はもちろん、フランス語、英語、ドイツ語の4カ国語を話し、Ph.D.(英語圏での博士号)を持つ才女。今はパリ郊外の、東京23区で例えると吉祥寺くらいにあたる感じのいい町に住み、同じく研究者でフランス人のご主人と、かわいい双子の女の子がいます。

 研究者として新しい分野にも意欲的に取り組む積極性が彼女の持ち味で、何か新しい案件があると、上司はいつも彼女を頼りにしていました。研究者として優秀であったのはもちろんですが、女性として、人間としての魅力がある人で、チームのムードメーカーとして大きな役割を果たしていました。まさに才色兼備というのはこういう人のことをいうのでしょう。

 Fさんはライバルを見つけるのが得意でした。彼女の女性らしい側面が現れているところといえるかもしれません。

 ライバルを見つけたとき、これが普通の女性ならそのライバルの良くない点を何とかして探し出して、けなしたり悪口を言ったりすることがあるかもしれません。

 でも、Fさんは違いました。ライバルを見つけるやいなや、その人の良い部分に目をつけてその良い部分を自分にも取り入れよう、自分もできるようにしようと取り組むのです。これが、Fさんのすごいところです。

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