この運用には良い点が2つあった。
1つ目の利点は、机の上が予想以上にすっきりすること。なにせ電源ケーブルが1つもない。実際の様子はこうだ。
左手奥は旅仕事用のスーツケースなのだが、その上に充電機器類を置いて日中は布をかけてある。
仕事では紙でもらう資料も多く、商品発想の着想源として小物もたくさんいるので机の上は割といつも込み合っている。何より、自分が制作中の作品の試作物が次々机を埋めていく。
そういう中でケーブル類が1つもないのは、とても気持ちがいい。この運用以前は3台分の電源コードとカメラやらのケーブル類もあり、書類の絡まったスパゲッティ―のような状態だったので特にそう感じる。
2つ目の利点は、部屋が暑くならないこと。電源の発する熱は冬はいいが、夏になると辛い。何台もの電源ボックスが一生懸命稼働していることで「うわー、部屋の中でもこのあたりだけ特にムッと暑い」と感じていた。
それがこの運用を始めてからは、幾分涼やかに感じる。利点その1からくる、心理的な影響もあるだろうが、それを差っ引いても、改善した。特に、一度机を離れて用を足して戻った時に感じる。
タブレットやPCがたくさんある人で、仕事スタイルがこういう運用を許す人はぜひ一度試してみてほしい。他にも利点が発見できるかもしれない。
なおバッテリーの残量が減っていく中で仕事をすることで、集中するのが早くなり、仕事の効率も少し上がった気がする。しかしこれは客観性が更に低いので“3つ目の利点”とまで表現することはやめておいた。筆者は思うのだが、バッテリー残量というのは仕事可能時間の可視化でもある。バッテリーは仕事術において最も多様な良い要素を含むように思う。少なくとも、4時間しかないPC利用時間を意識するとWebの閲覧中に関係ない話題につられて寄り道することがもったいなくなる。筆者的にはそれは結構な良い効果であった。
※この記事は、誠ブログの力重の「ブレインストーミング考」:3タブレット運用、その意外な利点より転載、編集しています。
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