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» 2013年07月19日 14時00分 UPDATE

ScanSnapで大量の名刺を一挙にEightに登録できる「Eight Scan」はどの程度使えるか? (1/3)

Sansanが提供する名刺管理サービス「Eight」はOCRの精度が高く便利な一方、大量の名刺を1枚1枚撮影するのが手間だ。「Eight Scan」を使えばそれをスキャナで解決できる。β版ソフトだが、どの程度使えるのか試してみた。

[鈴木啓一,Business Media 誠]

 Sansanが提供する名刺管理サービス「Eight」が進化中だ。今回は、PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap」を使って、大量の名刺を一挙にEightに登録できるソフトウェア「Eight Scan」のβ版(無料)を使ってみたので報告しよう。

shk_es00.jpg Sansanが2012年9月に発表したEightのスキャナ連携ソフト「Eight Scan」β版。画像はSansanのブログより

無料の名刺管理サービス「Eight」の魅力とは?

 たくさんたまった名刺をきっちり整理して保管。必要なとき、必要な人の連絡先を10秒以内にさっと検索でき、そこからすぐ電話やメールができるとしたら、それはまさにスマートなビジネスマンの仕事術である。しかし、現実にはなかなかできないものだ。

 しかしそれを意外なほど簡単に実現するサービスが、Sansanの名刺管理サービス「Eight」だ。しかも無料で利用できる。

 これまで誠 Biz.IDで何度も取り上げたEightだが、少しおさらいしておこう。

人力OCRで高精度のテキスト化

 Eightは、専用のスマートフォンアプリで1枚1枚撮影した名刺の画像をEightのサーバに送信すると、Eightのスタッフが名刺に記載された氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの情報を人力でデジタルデータ化するサービス。データ化された名刺情報はPCやスマートフォンのアプリから利用できる。

 従来、こうした人の目を介してデータ化する“人力OCR”サービスが登場するまでは、名刺情報の電子化は苦労が多かった。スキャナで読み込んだ画像データでは検索ができず、OCRをかけても誤認識された文字が混じるので、手作業でOCRの結果を詳しくチェックし、修正する必要が生じる。筆者もOCRソフトをいくつも試して、結局、修正の手間が多すぎて挫折した経験がある。

 これに対しEightは、名刺の画像からOCRで文字を認識した後、人手をかけて認識ミスの修正を行っている。それにより、名刺データの入力ミスがほとんどなくなった。データの信頼度が飛躍的に高まり、本当に手軽に名刺管理ができるようになったのだ。

 ただEightスタッフの手作業に時間がかかるためか、ちょうど多くの人が依頼をしていたためか、時期によっては名刺の画像データを送信してから登録が終了するまでに2〜3日かかることがある。それでも、自分ですべてチェック&修正していた手間を考えると素晴らしい進歩である。

 また、Eightの良さはこれだけではない。FacebookやGoogleとの連携機能も優れている。例えばFacebookの友達がEightの会員の中に見つかると、自動的にそれを教えてくれ、自分の名刺データベースにその友人の名刺データを追加できる(※自分や相手がFacebook連係を許可している場合に限る)。その友人が自分の名刺データを更新すると、通知が届き、最新の名刺データを入手可能というのも大変便利な機能だ。

 先日、Eightはサービス開始以来の大幅なバージョンアップを行った。それまでのEightはオンライン状態で利用することが前提だったため、電波の届かない場所では名刺情報を閲覧できなかった。それが今回のバージョンアップでオフラインでも使えるようになるなど、ますます便利になってきた。

スマートフォンからの登録だけではものたりない。スキャナからも登録可能に

 Eightはこのように大変便利なサービスに進化しているが、これまで大量にためてしまった名刺を1枚1枚スマートフォンで撮影するのもかなりの手間である。筆者は、スキャナからEightに一気に複数枚、名刺の画像データをアップロードできると良いのにと思っていた。

 そんなとき、SansanがPFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズを使い、大量の名刺をEightに登録できるソフトウェア「Eight Scan」のβ版(無料)を公開した。今回これを実際に使ってみた。

 Eight Scanは2013年7月現在、β版のソフトウェアだ。正式サービスのような品質保証やサポートは受けられないので、自己責任で利用する必要がある。

 まずはスキャナを準備する。Eight Scanは、PFUのScanSnapシリーズで利用できるとあるが、動作確認機種はScanSnap iX500S1500、S500(2007年2月10日で販売終了したモデル)である。これ以外の機種では一部正しく動作しない可能性がある。


shk_es01a.jpgshk_es01b.jpg ScanSnap iX500(左)とS1500(右)

 筆者は、編集部経由でPFUにScanSnap iX500(以下 iX500)をお借りし、試してみた。いくつか不具合はあるものの利用できた。

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