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» 2013年07月26日 11時00分 UPDATE

岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術:【オフタイム編】合コンの自己紹介をイイ感じで切り抜けたい――会話が弾む自己アピールのコツ

合コンの自己紹介は、自分の人となりをアピールする最初のチャンス。自己アピールが苦手な人でも、ちょっとしたコツを知っておけば相手に伝わる自己紹介ができるものです。

[岩淺こまき,Business Media 誠]

岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術

 プレゼンテーションが苦手だと思っている人、ちょっとしたコツを知っておくだけで、プレゼン上手になれるのをご存じですか?

 この連載では、プレゼンテーションスキルを磨くためのテクニックをご紹介します。といっても、ただ、ビジネスに役立つテクニックを紹介するのでは面白くないので、私生活で役立つテクニックも合わせてご紹介することにしました。

 金曜日にはオフタイム(私生活)で役立つプレゼン術、月曜日にはオンタイム(ビジネス)で役立つプレゼン術を公開します。


 仕事の場だけでなく、オフタイムでも、何かと自己紹介の機会はあるものです。例えば“合コン”の場面。みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。初対面の男女が集まり、楽しいひと時を過ごす……。願わくばこの中で、次につながる相手と出会いたい、そんな気持ちで参加する人が多い集まりです。今回は、よくある男女8人〜10人程度が集まった場面での自己紹介を考えていきましょう。

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 こうした集まりでは、最初の自己紹介が重要な役割を果たします。なぜなら、複数人の人が集まってその場で楽しく過ごそうという目的を達成するためには、お互いのことが少しは分かってないと話にならないからです。

 仕事でも同じことがいえます。プロジェクトが始まるときには、メンバー全員の足並みをそろえるために、キックオフミーティングをします。お互いに率直にやりとりができるように、自分の役割や立ち位置を確認しあったり、目的や納期を周知したりするわけです。

 オフタイムの集まりでも同じことをしてみるのです。合コンは一応、納期(飲み会の予約時間)や何となくの目的は分かっている状態で参加をしているはずなので、あとはお互いに関わりやすくなれるような情報提供をしていけばよいのです。自己紹介は、“自分のことを話して終わり”ではなく“この後、相手が自分とかかわりやすくするため”に行うものであることを知っておきましょう。

相手が“会話の糸口をつかみやすい”自己紹介を

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 では、自分の何が分かれば、相手は話しやすいのでしょうか。筆者は女性ですが、男女ともに共通して困るであろうと思うのは、聞いた後に“今回のその人の役割が分からず、どんな風に関わってよいか分からない”という自己紹介です。合コンでは相手の自己紹介を聞き、何となく相手の役割の目測を立てるからです。

 一番役割が分かりやすいのは、幹事です。幹事役には、依頼をしたり相談したりといったように、幹事として接すればいいので迷いなく関われます。その他、この人はお笑い担当、和ませ担当といったような役割が何となく分かると、関わりやすくなります。自己紹介では、自分の役割が伝わるように、お笑い役ならおもしろく、和ませ役ならほのぼのにっこりと話をすることが必要なことが分かります。

 もう1つ困るのは、自己紹介を聞いたにも関わらず、“この人に何の話をふっていいか分からない”というケースです。代表的なダメ自己紹介は“あ、いわあさ、と言います。よろしくお願いします〜”というように、素早く切り上げすぎてしまうものです。そしてこれが次の人も次の人も……と続いてしまうと、聞いている側は、もう、名前を覚える気すらなくなってきます。そして“ご歓談”の時間になったときには、すでに何も覚えていないので、“えっと、なにさんでしたっけ?”“なんだ覚えてないんだ、がっかり……(心の声)”という事態になり、お互いに残念なスタートを切ることになります。

 それを防ぐためにも、名前と一緒に“相手が関わりやすいキーワード”を合わせて紹介するのが最低限の基本となります。例えば、“あ、いわあさです。最近集中力向上のために、書道を始めました。といっても字はまだまだ汚いんですけど、少しずつきれいに書けるようになってくるのが面白くて、今はまりつつあります。上手に書けるポイントがあったら教えてください”というように、聞いている人がどんな話題をふればよいか分かるキーワード、そしてそのキーワードに対して、ポジティブに触れてよいのかネガティブに触れてよいのかが分かるくらいの情報が含まれているとよいでしょう。

 この基本を押さえておくと、例えあなたの名前を覚えていない人でも“書道やってるんですよね〜”など話を振りやすくなります。また、人は名前を覚えるときの工夫として、“私が小学校のときに習っていた習字を練習しているいわあささん”など、自分の覚えやすいキーワードと関連付けて覚えることが多いようです。ですから、もし事前に相手の情報が少しでも分かった場合、自分と関連するものはないか、という視点で自己紹介を準備しておくとよいでしょう。

相手が話しかけやすい雰囲気をつくるには

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 最後に最も大切なポイントは、表情や話し方です。ぜひ、にこやかに! 相手に誠実さを伝えたいなら、誠実さが伝わる表情や話し方をしてください。どんなに自己紹介のセリフを用意したところで、むすっとした表情だったり、投げやりな言い方だったりすると、聞いている側としては“来たくなきゃ帰ればいいのに”と思うことでしょう。

 “えー、そんなこと、セリフから分かってよ、察してよ”と思う人もいるかもしれません。でも、初対面の段階で、“あぁ、緊張してるんだな”“恥ずかしがり屋さんなんだな”と、好意的にとる人は少ないと、肝に銘じておきましょう。もし、にこやかに言ってるはずなのに、全然人が寄ってこない……とお悩みの方は、自己紹介の仕方を振り返ってみましょう、自分がどんな風に見られたいのかを意識して、自分の表情や話し方を整えるとよいですよ。

著者プロフィール:岩淺こまき

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 グローバルナレッジネットワーク株式会社 人材教育コンサルタント/ヒューマン・スキル講師

 大手システム販売会社にて販売促進、大手IT系人材紹介会社にて人材育成、通信キャリアでの障害対応、メーカーでのマーケティングに従事。さまざまな立場でさまざまな人と仕事をし、「ヒューマン・スキルに長けている人間は得をする」と気づく。提供する側にまわりたいと、2007年より現職。IT業界を中心に、コミュニケーション・ファシリテーション・リーダーシップ、フォロワーシップ、OJT、講師養成など、年間100日以上の登壇及び、コース開発を行っている。

日経BP「ITpro」で、マナーに関するクイズ形式のコラムを連載中。



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