「スマホやSNSをついチェックする症候群」はなぜ起きるか(そして、いかに抜け出すか)3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2013年09月06日 09時00分 公開
[Lifehacker(訳:椎野陽菜),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]
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2.気晴らしを抑える

 FOMOの人々のようにあふれる情報にもがいていても、私たちは情報過多な生活にすっかり慣れてしまっています。「今、何が起こっているかを常にチェックしていないと気がすまない」といったプレッシャーを取り除くには、そうした妨げになる物に触れるのに、少しだけ負荷をかけると良いでしょう。例えば以下のように。

  • すぐに対応できること以外は通知機能をオフに。例えばAndroidのGmailユーザーならメールの着信がカスタマイズできます
  • 時間を奪い、FOMOを誘発するウェブサイトを見る時間にStayFocusedやFirefoxのLeechBlockを使ってみましょう
  • 運転中は電話の音が鳴らないようにする(そもそも大事なことです)
  • ソーシャルメディアを絶つダイエットを30日も続ければ人生が変わります

3.現在を味わい、自分の選択を心から楽しめるようになることを実践する

 FOMOの弊害で最も顕著なのは、「現在にしっかりと意識を向けられていないこと」と「物事に没頭できなくなること」です。大切なのは物事に対する見方を変えることなのです。今ここにある喜びを見い出すために、集中力を養いましょう。毎日感謝の気持ちを綴った日記を書くのが効果的であるように、練習して瞑想を続けるのも、脳を活性化させるだけでなく、幸福度を上げるのに効果的であることが分かっています。

 他には、人生の優先事項をリストアップするのも良いです。ずっと続けていきたい習い事、家族と充実した時間を過ごすこと、趣味に時間を費やすなど。SNSの投稿やイベントの招待をチェックしたくてムズムズした時には、作成した優先事項のリストを思い出して「これはベストな時間の使い方なのか」を自問自答してみましょう。

 つまり時間とは、ある種真剣に計画をして予算を組まなければならないお金のようなものなのです。

 ここまで述べてきた方法が、あなたがより落ち着いて制御された暮らしを手に入れるのに役立つことを期待したいと思います。

 最後にアニル・ダッシュ氏が述べていたこの言葉を贈ります。

 私は、自分が何に感動して、何に対して責任を感じ、どんな一瞬の出来事を心地良いと感じるのかが分かっていますから、携帯電話のアプリに感動を押し付けられたり心を振り回されたりしたくありません。今後さらに多くの人たちが、このように振り回されない「上手なソーシャルライフのあり方」を捉え直していけるような気がしています。喜ばしいことです。

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