次に、東京中央銀行の中の登場人物を入れていきます。
頭取、常務、取締役は上下の序列が明確なので、位置関係もそれを反映すると分かりやすいでしょう。営業第二部は組織図上のどの位置に属するか不明なので、独立させてあります。いずれにせよ、役員よりはポジションが低いのでグループ内の下の方へまとめました。同期の親友も同様です。
本ドラマは父を死に追いやった非道の融資担当者が、自分の上席として銀行内で君臨しており、さまざまな不正に関わっています。半沢直樹は、それを明らかにしつつ、個人的な恨みを晴らそうとしているのがシナリオの骨子です。
さあ、でき上がったら全体を見てみて修正してみましょう。グループの配置、関係を表す線が適切な表現かどうかをチェックして改善しましょう。パワーポイントなどで作図する場合でも、まずはラフを手描きで作ってみるとスムーズです。
前述の通り、登場人物はほかにもたくさんいます。ぜひ皆さんなりに書き入れて、図解の練習に役立たせてみてはいかがでしょうか?
知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
ビジネスマンの「知的生産性の向上」をテーマに精力的に執筆・講演活動も行っている。近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)、『すべての勉強は、「図」でうまくいく』(三笠書房刊)がある。
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