起きる時間、寝る時間を決めれば、ラクになる朝1時間勉強法(1/2 ページ)

毎日早起きをするのは、やっぱりつらいもの。しかし自分なりの「起床必勝パターン」を作っておくことで、毎日続けられるようになります。

» 2013年10月04日 08時00分 公開
[山本憲明,Business Media 誠]

『朝1時間勉強法』について

 資格試験、TOEIC、公務員試験、大学受験など。本連載では、

 「今年こそはあの資格試験に合格したい!」

 「働きながら勉強したいけど、仕事が大変でなかなかできない」

 「将来が不安だから、今の英語や簿記の勉強でもしておこう」

 という思いや悩みや持つ人のために、朝の時間を有効活用し、合格率10%以下の難関資格に合格してきた著者が生み出した「朝1時間勉強法」を紹介します。

 この記事は2013年7月31日に発売された中経出版の『朝1時間勉強法』(山本憲明著)の文庫版から抜粋、再編集したものです。


 睡眠時間の確保の話をしましたが、では何時に寝て何時に起きればいいのか、という疑問がわいてきたことかと思います。

 まずは睡眠時間を決めましょう。私の場合は、大体6時間は寝るようにしています。それから朝起きる時間についてですが、これは「5時に起きよう」「6時半起きを目指そう」と一度決めたら、変えないでください。毎朝一定の時間に起きることで、「早起きする→勉強する」という流れが習慣化していくからです。

 朝の始業時刻が9時で、外出準備に1時間、通勤に1時間かかる人は、勉強時間(1時間)も入れると少し余裕を持って5時30分に起きる、できればもう少し余裕を持ち5時に起きる形でもいいかと思います。

 5時に起きるのであれば、私の場合睡眠時間の6時間を考えて必ず11時には布団に入ろう、という感じになります。

 最近「4時起き」がブームで、私の周りにも4時に起きている人がたくさんいます。もちろん4時でもいいのですが、私自身は「4時だとちょっと早いかな」という感覚があり(夏以外はまだ暗いですし)、5時に起きることにしています。

 そんな感じで、個人個人の時間に関する事情を踏まえて決めていただければと思います。

早起きがラクになる
体内時計の使い方

 「なかなか早起きができない」というあなたに、オススメの方法があります。それは「寝る前に起きる時刻を強く意識する」ということです。

 例えば明日の朝、4時に起きたい場合は「4時に目が覚める」ことを意識します。つまり「4時に起きるぞ!」と脳に強く刻み込むのです。一度ではなく、何回も強く意識したほうがよいでしょう。

 また「4時に起きられなかったら、1週間禁酒する」といったプレッシャーをかけることも有効です。そうして自分を追い込んでいくと、不思議と起きられるようになります。だまされたと思って、まず試してみてください。

 また起きる時刻を強く意識する際、現在の(寝るときの)時刻も意識しておいたほうがよいです。つまり「何時間寝ることになるのか」ということです。22時に寝て4時に起きる場合は、「今22時で、4時に起きるから6時間寝られる」ことを意識しておいたほうが、より起きられる確率が高まります。私もずっとそれで起きています。目覚ましもかけていますが、大概は目覚ましが鳴る前に起きることができます。

 人間の体内時計は、精巧にできています。自分の体内時計を信じて起きる時刻を脳に刻み込んでいけば、自然と起きられるようになります。たまに失敗しても、大丈夫です。目覚ましに起こされず自然と起きられた朝は、気持ちいいものです。ぜひあなたもそれを体感してください。

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