松下さんの「あんた、雨の日には傘をさすやろ?」の言葉の意味が理解していただけたでしょうか。
つまり、雨が降ったら傘をさすように、おなかがすいたら食事をとるように、電話が鳴ったら出るように、誰でも普通のことをごく普通にする。それと同じように、「いいと思ったことや、やらないといけないと思ったことを本当にやった人が成功する」ということなのです。
当たり前の話に感じるかもしれません。
しかし、これを実行するのはとても難しい。なぜならば、「知ること」と「実行すること」は、まったく違うレベルだからです。
誰もが、実行したほうがいいことは分かっています。ところが、それをやり切ることができないのです。
普通のことを最後までやり切る。これができてはじめて成功するのです。
トップ3%の人は、必ず行動に移しています。
アイデアを思いついたら、すぐに実行しよう
(次回は「しつこいくらいに繰り返す」について)
石原明(いしはら・あきら)
日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。ヤマハ発動機(株)を経て、外資系教育会社代理店に入社。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立、経営コンサルタントとして独立。現在、中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている
主な著書に『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(中経出版)、『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(サンマーク出版)などがある。
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