GoogleやAmazon、Facebook創設者も――成功者が皆受けた「集中力」教育プログラムトップ1%だけが実践している集中力メソッド(3/3 ページ)

» 2013年10月08日 12時00分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]
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ロジカルシンキングよりも大事な基盤

 このような体験を通じて、子どもたちの中では次のような変化が訪れます。

  • 指先や空間把握を使った脳の発達
  • 作業を通じたロジカルシンキングの取得
  • 自律と集中をコントロールすることができる

 中でも、「自律」と「集中」。この2つは、子どもたちにとって生涯大切なスキルとなって、彼らを成功に導いていきます。私の「集中力メソッド」は、この幼児向けのモンテッソーリ教育の根幹をなす考え方は、私たち大人にも適用可能であるというところからスタートしました。

 「三つ子の魂百まで」とはいいますが、自律と集中はテクニックとして後天的に身に付けることができ、それを仕事や夢の実現に使うことで、私たちの人生をもっと豊かなものにできると確信したのです。

 仕事、家庭、趣味、人生を充実させるためには、さまざまな能力が求められますが、能力を発揮できるかどうか、成果を出せるかどうかは、その基盤は「集中する」ことから始まるのです。たとえ優れた論理思考をもったビジネスパーソンでさえ、問題に集中できなければ、最適解は見つけ出すことはできません。

 次回は、この自律と集中がどのように私たちの仕事などの成果に結び付くのか、そのメカニズム。仕事や夢の実現のために集中力をどのように取り入れるべきか、について説明したいと思います。

連載『トップ1%だけが実践している集中力メソッド』とは

『トップ1%だけが実践している集中力メソッド』 『トップ1%だけが実践している集中力メソッド』(永田豊志・著、かんき出版・刊、ソフトカバー/216頁、本体1470円)

 成功者ばかりを生み出している幼児教育プログラムのエッセンスをヒントに、大人でも、仕事や夢の実現のために集中力を総動員させるための技術についてまとめたものです。集中力がもたらす奇跡を知りたい方は、ぜひ一読ください。

著者紹介:永田豊志(ながた・とよし)

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 知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。

 リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。

 ビジネスマンの「知的生産性の向上」をテーマに精力的に執筆・講演活動も行っている。近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)、『すべての勉強は、「図」でうまくいく』(三笠書房刊)がある。

連絡先: nagata@showcase-tv.com

Webサイト: www.showcase-tv.com

Twitterアカウント:@nagatameister


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